「ザ・クラウン」の新シーズンでは、故ダイアナ元妃のあのドレスが再現され話題となっている。
11月9日(水)より、新シーズン(シーズン5)の配信がスタートした、ネットフリックスの人気ドラマ「ザ・クラウン」。今シーズンの舞台は1990年代で、当時皇太子だったチャールズ国王と、元妻ダイアナ妃の破綻(はたん)した結婚生活が描かれていることから、ダイアナ元妃が着用していた「リベンジドレス」が再現され大きな注目を集めている。
「リベンジドレス」は1994年6月、カミラ夫人との不倫をテレビ番組で認めたチャールズ皇太子への復讐(リベンジ)として、ダイアナ元妃がその直後に出席したパーティーで身にまとっていたクリスティーナ・スタンボリアンのブラックドレスのことを指す。
タイトでスカート丈も短いドレスでありながら、彼女の強さとエレガンスさが前面に押し出されたそのスタイルは世界中を魅了。翌日、各新聞社は一斉に彼女のドレス姿を取り上げ、その扱いは!“皇太子の不倫”というセンセーショナルな話題をかっさらうほどであった。
「ザ・クラウン」シーズン5では、ダイアナ元妃を演じる女優、エリザベス・デビッキがその姿を再現している。
Royal expert: Princess Diana's 'The Crown' revenge dress 'feels like cosplay' https://t.co/jMlhGyuDLt pic.twitter.com/bOpjgEJWo3
— Page Six (@PageSix) November 8, 2022
一方、ある王室専門家は、エリザベス・デビッキには、ダイアナ元妃ほど人をひきつけるオーラを出すことはできないだろうと語る。
ロイヤル関係の情報を取り扱うメディア「To Di For Daily」の創設者キンゼイ・スコフィールドは、「番組内でのドレスは美しいとは思いますが、オリジナルとは比較にならないでしょう」と語ると、「どうしても、ダイアナ元妃を思い起こさせるものになってしまうことはまちがいありません」と続けた。
さらにキンゼイ・スコフィールドは、「このドレスには、ダイアナ元妃だからこそ出せる『なにか』があるのです。ほかの人が着ていると、コスプレであるかのように感じざるをえません」と、本物との格のちがいを強調した。
それでも「このエピソードを再現し、いかに重要なできごとであったかを伝えることに意味があるのです」としたスコフィールドは、「彼女が夫の発言にどれほど傷つき、その状況にどう対応し、それがいかに見事であったか、はっきりわかるものだからです」と付け加えた。
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