ディズニー・チャンネルが制作したオリジナル映画『キャンプ・ロック』にて、デミ・ロヴァートが演じていたキャラクターのキャスティングについて、デヴィッド・デルイズが残した発言が話題となっている。
『キャンプ・ロック』は2008年に公開されたミュージカル映画で、主要キャラクターであるミッチー・トーレスをデミ・ロヴァートが演じており、2010年には続編も公開されている。
じつはこのミッチー・トーレスという役は、当初セレーナ・ゴメスにオファーされていた。しかし彼女はこれを断ったのだ。
セレーナ・ゴメスといえば、ディズニー・チャンネルのドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」に出演して一躍有名になったことで知られているが、この作品で彼女の父親役を演じていたのが、デヴィッド・デルイズだった。
そんなデヴィッドは2020年、「Wildchat Sports」のインタビューにて、セレーナがミッチー役を断った理由を明かしており、その発言がいまになって注目を集めている。
インタビューの中でデヴィッドは、「これまで決して話してこなかったんだけど、当初、『キャンプ・ロック』についてはセレーナに声がかかっていた。彼女はこの映画が、サマーキャンプを舞台に歌ったり思ったりするミュージカル映画だってことを知っていたんだ。さらに彼女は、自分が断れば、デミがこの役をゲットすることもわかっていた」と、セレーナがデミに役を「ゆずった」形だったと語ると、「だから彼女は断ったんだよ。とても良い話だよね。2人は友人同士だし、『バーニー&フレンズ』にも一緒に出ていたんだから」と付け加えた。
しかしこの発言が、ネット上で物議をかもした。
デミはこの役をゲットするために何度もオーディションを受けており、彼女の実力によって与えられた役であると、多くのファンが異論をとなえたのだ。
ネット上では、「あの映画はデミあってのものだった」「デミ以外のミッチーは考えられない」といった声があがっていた。
このように、ティーンのころはお互いを高め合える存在だったセレーナとデミの関係だが、現在では疎遠になっていることを、デミ本人が認めている。