クエイヴォがテイクオフにあてた追悼メッセージに、多くの人々が心を打たれている。
11月初め、ヒップホップ・グループ ミーゴスのメンバーでラッパーのテイクオフが、銃撃により死亡。テイクオフを撃った犯人は未だ逃走中だと伝えられている。
11月11日(金)にはテイクオフのお別れ会が米ジョージア州アトランタにあるステート・ファーム・アリーナで執り行われ、別れを惜しむ多くのセレブとファンらが集まった。
そしてその週末、クエイヴォがインスタグラムを更新。グループのメンバーにして最愛のおいっ子でもあるテイクオフへの思いをつづった。
クエイヴォがテイクオフにあてたメッセージは以下の通り(一部抜粋)↓↓
親愛なるテイクへ
さみしいと言うのが本当につらい。どんなときも一緒にいて、どんなことも一緒にやってきたから。小さいころから、君はオレのとなりでぼくのやることをマネしていたな。いつだって、君はオレの後を追っていたんだ。競い合うことなんてなかった。いつも同じチームだったから。オレの敵としてたたかうのを、君はイヤがった。オレがいつもやりすぎて、乱暴になってしまうから。ママにいつも言われてた。『やりすぎないようにね!』って。オレは負けずぎらいだったから、つい。(中略)
君はものすごくおとなしい性格だった。でもだれよりも、その場所で起こるすべてのできごとに気を配っていた。いつだってそうだった。君の邪魔をするものなどなにもなかったし、君がだれかの妨害をすることもなかった。世界でもっともおだやかな人間、それが君だった。
君は怒りをあらわにすることも、声を荒げることも決してなかった。まれにそうなったときでも、君の言うことはすべて正しかったし、気持ちを変えることもなかった。30分もすれば落ち着いていたな。オレにだってできないことだ。
君はその場にいる一番おもしろい人でもあった。動き出すと止められない。そして何事にも時間をかける、そんな人間だった。オレたちはそれを、「テイクオフ・タイム」と呼んでいたんだよ。ショーに遅れそうになると、君は決まって、「神が時間通りに連れて行ってくれるよ」と、どんと構えていた。間に合ったものもあったし、間に合わなかったものもあった。それでも君はいつだって、神を信じていた。(中略)
オレたちの関係が何なのか、ずっと考えていた。「おじさんとおいっ子」と呼ばれるのがキライだっただろ。オレたちは、それよりももっと近い関係だったから。でも兄弟でもないんだ。君はオレの姉の息子だから。兄弟とは言えない。
でもいまになって、ようやくオレにとって君がどんな存在なのかがわかったんだ。
君はオレたちの天使だった。どんなときも、君の愛とハグをみんなが受け取っているか見守っている存在だった。そして君は、オレ達の夢をかなえてくれた。
君は何かあるといつだって、「神がやってくれたんだ」と言っていたけれど、君がやってくれていたんだ。
君の人生に触れられたことを、オレはほこりに思う。おじでいられたことをほこりに思う。一緒に想像もできなかった世界をみせてくれたこと、想像もできなかったことを成し遂げられたことをほこりに思う。(中略)
どうか神に、オレがどうやったら君とまた会えるか聞いておいてくれないか?
痛みも、悪も、嫉妬も、妬みも、欲もない、テイクがいるそんな楽園のような場所に、オレたちも行けるように、なんだってするよ。おいっ子よ、愛しているよ。