ネットフリックス(Netflix)の人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の最終シーズン(シーズン5)の概要について、番組のクリエイターであるダファー兄弟が明かしている。
「ストレンジャー・シングス」は1980年代、インディアナ州の架空の町ホーキンスを舞台に、超能力を持つイレブン(エル)や、その友人、家族たちが、不可解な現象に立ち向かっていく様子を描いた物語。2016年にシーズン1の配信がスタートし、今年の5月27日からは、コロナ禍を経てファン待望のシーズン4が配信されている。
米Hollywood Reporter誌によると、「ストレンジャー・シングス」の生みの親であるダファー兄弟は先週、ロサンゼルスにて行われたイベントにて、最終シーズン(シーズン5)は、「全シーズンの“集大成”のようなもの」と発言したという。
「以前は各シーズンがハッキリしていた。(シーズン)3は大きなモンスターが出てくる夏の超大作シーズンで、(シーズン)4はサイコホラーだった。僕らが(最終シーズンで)やろうとしていることは、(シーズン)1のトーンのようなもので、少し最初に戻ろうとしているのだと思う」
ロス・ダファーは続けて「規模的には(シーズン)4の内容により沿っている。うまくいけば、すべての(シーズンの)要素が少しずつ含まれている」とも語り、シーズン5は、シーズン1とシーズン4をミックスしたような内容になることを示唆した。
また、彼らは「超常現象」と同じぐらい重要なことは「多くのキャラクターのほとんどがいまも生きていること」だと説明。続けて「シーズン1から成長してきたキャラクターが多いから、それらのアークを仕上げることは重要なこと。だから、彼らのキャラクターアークを完成させる時間を与えること、これら未解決の部分を結び付け、最終的に明らかにすることのバランスを取らないとね」とも述べた。
一方マットは、ネットフリックスの幹部たちと行った最終シーズンのミーティングで、ラスト全体の計画を共有したところ、彼らを感情的にさせることに成功したと発言。次のようなジョークを飛ばしている。
「僕らは幹部たちを泣かせたんだ。幹部たちが泣くのは良い兆候だと思ったね。彼らが泣いたのを見たのは他には予算会議だけだったから」