1996年に離婚し、全世界をおどろかせたチャールズ国王と故ダイアナ妃。2人にとって長男であるウィリアム王子は、母ダイアナ妃をどう支えたのだろうか。
チャールズ国王とダイアナ妃は1981年に結婚。しかしその後チャールズ国王が現在の妻であるカミラ王妃と長期間不倫をしていたことなどが明らかになり、1992年に別居を開始。王室の伝統に逆らう離婚という行為が正式に成立するには時間がかかったのだが、1996年に2人は離婚をした。
そしてチャールズ国王は1994年、テレビ放送されたインタビューにてカミラ王妃との不倫関係を認めた。この国王の爆弾発言が放送された後、ダイアナ妃は当時12歳であった息子のウィリアム王子に会いに、彼の学校に行ったという。
ウィリアム王子はタブロイド紙を読み、父チャールズの発言を知っていたという。ダイアナ妃は1995年に出演したBBCのインタビューで「私はウィリアムの学校に行って、彼に言った。『ウィリアム、人生で愛する人を見つけたらその人を大切にしなくてはないけない。その愛を守らなくてはいけない』と。ウィリアムは私に対し『今まで何があったの?僕の質問に答えらえる?』と聞いてきたので、私は正直に答えました」と語っている。
ダイアナ妃は「この結婚には(カミラを含め)3人関係してるの。メディアの重圧もあったし、一緒に暮らすのは大変だったんだよ。私はパパ(チャールズ)を愛していたけど、彼と同じ家で暮らすことはできなかった。パパも同じだったの」とウィリアムに言ったという。
さらに1994年、作家のアンナ・パステルナークは著書「ダイアナ妃の恋」にて、ダイアナ妃とジェームズ・ヒューイットの不倫関係を書いた。これが発売されたことにより、家族のみならず全世界にダイアナ妃の不倫が暴露されてしまった。
この時ダイアナ妃は「まずしたことは、急いで子供たちに話をすることでした。するとウィリアムはチョコレートの箱を出してきて、『ママは傷ついてるよね。これは、ママをまた笑顔にするためのものだよ』と、チョコレートをくれたのです」と、なんとも健気なウィリアムの様子を語っている。