ヘンリー王子とメーガン妃がドキュメンタリー番組の監督を解雇した背景には、プロジェクトの方針をめぐる対立があったようだ。
ネットフリックスで配信が予定されているヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組は、当初、プロテニスプレイヤーの大坂なおみを追った「大坂なおみ」などのドキュメンタリー作品を監督したギャレット・ブラッドリーがメガホンをとる予定だった。
どのようにして彼女に決まったのか、その経緯は不明だが、夫妻のドキュメンタリーを制作するにあたって、ギャレット・ブラッドリーは夫妻の自宅で撮影したいと考えていたようだ。
関係者はPage Sixに対し、「ギャレットはハリーとメーガンの自宅でカメラを回したかったようだが、夫妻はそれをこころよく思っていなかった」と語り、「夫妻と監督の間には何度か不穏な空気が流れ、結果的にギャレットが離脱することとなった。その後新しい監督、リズ・ガルバスが採用されるまで、2人は自らの制作会社でできる限り多くの映像を撮影していたようだ」と付け加えた。
別の関係者の話では、夫妻が昨年2度ニューヨークを訪れた際、1度目の撮影クルーと2度目の撮影クルーが変わったのは、途中でリズ・ガルバスのクルーが同行するようになったためだという。
ようやく撮影が進むと思われた本作だが、エリザベス女王の死去によってふたたび暗雲が立ち込めた。ヘンリー王子とメーガン妃が、内容の大幅な編集と、配信の延期を申し出たと報じられたのだ。
またメーガン妃はあるインタビューで、「私たちは自分たちのストーリーを、信頼できる人物にゆだねた。それが意図しない形で伝わったとしても」と、番組の内容が自分たちの思うようなものではないとほのめかしており、ネット上では「責任逃れではないか」と批判的な声もあがっている。
あらゆる意味で注目を集めているヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリーは、当初の予定通り来月配信される。