映画『レオン』や『ハリー・ポッター』シリーズなどへの出演で知られるイギリスの名俳優ゲイリー・オールドマン(64)が、近く、一線から退く意向を示した。
2017年に映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリーは、現在Apple TV+で配信中のスパイスリラー・ドラマ「窓際のスパイ(原題:Slow Horses)」の出演が終わったら、俳優業を辞める予定であることをほのめかした。
英サンデー・タイムズ紙のインタビューに応じたゲイリーは、「私はうらやましがられるほどのキャリアを持っていますが、キャリアは衰えるし、演技のほかにも興味があることがある」「若いときは、本を読めばすべてできると余裕をかましていたけれど、それからずいぶんと月日が経った」と語り、ほかの俳優のように晩年まで俳優業に打ち込むことはないことを明らかにした。
映画『ハリー・ポッター』では、シリウス・ブラック役を演じたゲイリー↓↓↓
November 3: Happy Birthday, Sirius Black! A marauder, a member of the Order of the Phoenix, and Harry Potter’s godfather.#HappyBirthdaySiriusBlack pic.twitter.com/uHJkRDUwf9
— Harry Potter Universe (@HPotterUniverse) November 3, 2020
ゲイリーは続けて「私は来年65歳、70歳も目前だ。僕は80歳まで現役でいたいとは思わない。ジャクソン・ラム(「窓際のスパイ」での役名)として引退できれば、すごくうれしいし、光栄だし、特権的なことだ」とも発言している。
これらの発言から、ゲイリーの気が変わらなければ、最後の出演作品は、「窓際のスパイ」になるようだ。抜きんでた演技力で知られているゲイリーだけに、彼の早期リタイアを惜しむ人は多いことだろう。