人気歌手エルトン・ジョンのコンサート会場の駐車場で、男が殴られ地面に倒れるという事件が起こった。
エルトン・ジョンは現地時間11月20日、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムにて「北米最後のコンサート」を開催。この様子はディズニープラスで世界に同時生配信され、会場にいた5万人以上のファンに加え、世界中の無数のファンを魅了した。
しかしこのコンサート後、会場の駐車場で複数の男性が一人の男性を殴るという事件が発生。青い服の男が黒い服の男を何度も殴り、その後別の黒いTシャツの男が彼をさらに殴ると、殴られた男は地面に倒れ意識を失ったように見える。殴った側の男からは「このクソデブが!」などといった罵倒の言葉も聞き取れる。また、殴った男性はブロンドの女性らと一緒にこの場を去っている。
暴行の映像
※衝撃的な内容を含みます。閲覧にはご注意ください。
この衝撃的な事件で、警察は殴った黒いTシャツの男一人を、野次馬のスマートフォンを壊した破壊行為の容疑で逮捕した。
しかしこの事件のあとTMZに対し、青いTシャツの男の弁護士グレン・T・ジョナス氏が事件の内容を説明。ジョナス氏によると、この事件はもともと、動画の中で殴られて意識を失った男性の方が、殴った側の男性と一緒にいたブロンドの女性に危害を加えたことから起こった主張。黒いTシャツと青いTシャツの男性たちはこの女性を守るために男を気絶させたのだが、彼らが一方的に殴っているように見える動画が出回ってしまい、ネット上で攻撃を受けているという。
さらにジョナス氏は「被害者だといわれている男性は車で入ってはいけないエリアに入り、青いTシャツの男性の車にぶつけた。しかしぶつけた男性の方がなぜか怒り、逆に自分の車がぶつけられたと主張し、大声でまくしたてた」と話す。その後、この男性は青いTシャツの男性と一緒にいた女性2人に攻撃をはじめたため、青いTシャツの男性らが正当防衛としてこの男性を気絶させたと、暴行事件の発端を話した。また、動画はこの一連の流れの最後の部分のみしか映されていないという。
ジョナス氏は「(殴られて)意識を失った男は被害者ではありません。彼は加害者であり、単純に自業自得であっただけです」と主張した。
この事件に巻き込まれた女性はコンクリートに頭を打ったと言い、警察に対しても同様の主張をしたのだが、この女性も警察に対し同様の主張をしたのだが、現在のところ逮捕されているのは、女性を守るために殴った男性のみ。同メディアによるとこの事件は「誰が何を言った、言っていない」などが曖昧(あいまい)であるため、今後誰かに対し暴行罪を適用できるかどうかは不明だという。