ここ最近、反ユダヤ的発言や問題行動を繰り返し起こしているラッパーのカニエ・ウェスト。彼のもとで過去に働いていたというスタッフが、カニエの過去の異常な行動を暴露した。
今回ローリング・ストーン誌は、カニエ・ウェストのファッションブランド「Yeezy」で過去に働いていた元従業員たちがアディダスの幹部へと送った手紙を掲載。さらに20人以上の元アディダスとYeezyの従業員へのインタビューに基づき、記事を公開した。
この暴露記事の中では、カニエがYeezyの会議中にスタッフに対し、当時の妻キム・カーダシアンの「生々しい写真」を見せたり、自身のセックステープをチームのメンバーに聞かせたりしたと書かれている。さらにポルノを再生しスタッフに見せたこともあるという。
元従業員たちは「カニエが虐待的な職場環境を作り、彼の問題行動は威嚇(いかく)的であった」とアディダス幹部への手紙に書いていた。また「女性に対する非常に病んだ略奪のパターン」についても述べていた。
また、若いクリエイターはローリング・ストーン誌に対し「2018年の就職面接の際に、カニエからスマホで(当時の妻)キム・カーダシアンの露骨(ろこつ)な写真を見せられ『妻がこれを送ってきたんだ』と言われた」と、詳細を語った。
別のスタッフによると、会議中にカニエがポルノ動画を流すことは日常茶飯事で、時には自分が女性と性行為を行う自作の映像まで見させることがあったという。
また別の元従業員は、「カニエの過剰な性欲は、(Yeezyの)スニーカーのデザインにも影響があった。彼は『自分が射精できるスニーカーを作ってほしい』と依頼したことがある」と、なんとも異様な発言を明かしている。
カニエは今年、反ユダヤ主義的発言をするなど問題行動を起こし、アディダスとの巨額の契約のほか、ギャップ、バレンシアガなどが彼とのパートナーシップを絶った。
また元妻のキムは2021年2月、カニエとの離婚を申請。ふたりはにはノース(9)、セイント(6)、シカゴ(4)、サーム(3)と4人の子供がいる。