ドナルド・トランプ氏は、カニエ・ウェストにあまりいい印象を抱いていないようだ。
11月22日(火)、ラッパーでデザイナーのカニエ・ウェストは、Z世代の悪名だかき極右活動家で白人至上主義者のニック・フエンテス(24)とともに、元アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏の別荘「マー・ア・ラゴ」を訪問したことを報告した。
その後、カニエとトランプ氏はそれぞれ声明を発表。ところが、その内容は食いちがうものだった。
さらに、トランプ氏はその後発表したコメントの中で、カニエのことを「深刻な問題を抱えた男」と表現している。
トランプ氏は自らが立ち上げたSNS「Truth Social」の中で、「そこで私は、たまたま黒人として生まれてきたイェ(カニエ)という深刻な問題を抱えた男を助けることにした。彼はビジネスを含むあらゆる面で壊滅的な打撃を受けており、それでもいつも私によくしてくれる。彼が1人でマー・ア・ラゴに来ることを許可した。役に立つアドバイスができると思ったからね」とつづると、「ところが彼は他に3人連れてきた。うち2人は知らない男だ。もう一人は、私が何年も会っていなかった政治活動家だった。私は彼(カニエ)に『時間のムダだ。大統領選には出るな』と伝えた。フェイクニュースにはうんざりだ」と続けた。
トランプ氏は今回のカニエの訪問に白人至上主義者が同行していたことで各方面から批判を受けており、これらをけん制するためのコメントだったと見られる。
カニエ・ウェストは2020年に続き、2024年のアメリカ大統領選への出馬を公言している。トランプ氏も共和党からの出馬をすでに表明しているのだが、カニエはトランプ氏と面会した後、自身のSNSでトランプ氏に副大統領候補として出馬してほしいと依頼したことを明かしている。
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