英ロイヤルファミリーが、海外や遠くへ泊りがけで滞在する際に「必ず持っていかなくてはならない服」があるという。
Page Sixに対し王室史の専門家のジェシカ・ストロシュクが語ったところによると、女王たちは泊りがけの旅行の際、必ず“黒のアンサンブル”を持っていくという決まりがあるという。同人物は「英国王室のメンバーは、旅行の際は黒のアンサンブルを持っていくことは義務付けられている。君主やほかの上級王族が旅行中に亡くなる可能性を常に考えてのことです」と、旅行中に誰かの訃報が入った際、対応できるように黒の上下を持っていかなくてはならないと明かした。
このルールはエリザベス女王が1952年にケニアの王室訪問中に、父であるジョージ6世が亡くなったことから始まった。当時ケニアにいた彼女は適切な喪服を持ち合わせていなかったのだという。
ジェシカは「エリザベス女王は父ジョージ6世の突然の死後イギリスに帰ってきたのですが、適切な黒い服が飛行機に運ばれるまで待たなくてはならなかった。黒い服を待つより、単にスーツケースに入れておくほうがずっと楽で簡単だと考えたのです」と話している。
王族の海外滞在といえば現在、ウィリアム皇太子とキャサリン妃はアメリカのボストンに3日間滞在中。2人は12月2日に開催されるアースショット賞の授賞式に参加し、受賞者に賞を授与したり、ウィリアム皇太子があいさつをする予定だ。この滞在でもキャサリン妃は黒のアンサンブルを持参しているといわれている。
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