王室に関する最新著書「Elizabeth: An Intimate Portrait」には、今年9月に亡くなったイギリスのエリザベス女王の生前の様子が、細かく描写されているようだ。
「Elizabeth: An Intimate Portrait」は、長年にわたり王室と近い関係にある作家ジャイルズ・ブランドレスが手がけたもので、エリザベス女王のヘンリー王子&メーガン妃夫妻に対する思いや、女王が抱えていたとされる病、次男アンドルー王子のスキャンダルへの対応などが盛り込まれている。
ジャイルズ・ブランドレスの取材では、ロイヤルメンバーは2020年に公務を引退したヘンリー王子夫妻について、「彼らの幸せを願っています」と答えていたという。
また、エリザベス女王が生前、ガンと闘っていたというウワサについてブランドレスは、「女王が骨髄腫(こつずいしゅ)であるという情報を耳にしたことがある。そうであれば、彼女の疲れや体重減少、最後の一年間は『移動もむずかしい』とされたことの説明がつく」とつづり、「骨髄腫のもっとも一般的な症状は骨の痛みで、とくに骨盤や腰の痛みが強く、多発性骨髄腫は高齢者に多く発症するとされる。現在のところ有効的な治療法はなく、免疫系をととのえる薬や骨が弱くなることを防ぐ薬などで治療することにより、症状を軽減し、患者の生存期間を数ヶ月から2~3年延長することができるとされている」と付け加えている。
そんな女王は、次男アンドルー王子から一連のスキャンダルについて聞かされた際、たった一言だけ口にしたという。
アンドルー王子は2019年、少女売春をあっせんしていた大富豪ジュフリー・エプスタインとの関係をとりざたされ、未成年の少女に性的虐待を加えたという疑惑が紙面をにぎわせた。
ブランドンは著書の中で、この話をアンドルー王子から直接聞いたエリザベス女王が、たった一言、「興味深い」とだけこたえたというエピソードを紹介している。
「Elizabeth: An Intimate Portrait」は12月8日に発売される。