俳優のウィル・スミスが、今年3月のアカデミー賞授賞式にてコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした事件以来、初めて公の場に登場した。
ウィル・スミスは11月30日、彼が主演を務めるApple TV+の新作『Emancipation（原題）』のプレミアに登場。妻のジェイダ・ピンケット・スミスと息子のトレイ、ジェイデン、娘のウィロウと共に家族に支えられながらレッドカーペットを歩いた。
Will Smith attends the premiere of #Emancipation with Jada Pinkett Smith and children Trey, Jaden and Willow. https://t.co/XkCbOl0zKI pic.twitter.com/XgNBKH9k7V
— Variety (@Variety) December 1, 2022
満面の笑みで登場したウィルと家族。ジェイダは夫ウィルと腕を組み、仲もよさげ。ウィルはマロンカラーのスーツに、ピンクのシャツを合わせ高級感あふれるスタイルだ。一方でジェイダは真っ白なボールガウンでエレガントさを演出した。
ウィル・スミスは今年のアカデミー賞での平手打ち事件以来、長く苦しい日々を送っていたようだ。彼は11月28日、「The Daily Show With Trevor Noah」のインタビューに登場した際、当時のことを「皆が想像できるように、恐ろしい夜だった。多くの理解のしかたがあるけど、結局のところ僕は自分を見失ってしまったんだ」「人はみな、誰が何と今直面しているかなんてわからない。この会場にいる人の中でも、お母さんが先週亡くなった人、子供が病気になった人、仕事を失った人などがいるかもしれない。でもみんな他人で、人に何が起こっているのかなんて知らない。あの夜（アカデミーの夜）、僕も何かに直面していた。だからといって、僕の行動が正当化されるわけではないけれど」と、語った。
この平手打ち事件により、大手スタジオは次々とウィルとのプロジェクトを延期や白紙に戻していた。『Emancipation』も公開スケジュールが一度は白紙になったが、今回無事に年内に公開が決まったようだ。
映画『Emancipation』はアメリカ国内の限られた劇場で12月2日、Apple TV+で12月9日より配信が開始する。
