俳優のフランク・ヴァレロンガ・ジュニアが死去したことがわかった。60歳だった。
フランク・ヴァレロンガ・ジュニアは、2018年にアカデミー賞を受賞した映画『グリーンブック』(2018年)に出演。父親は俳優のフランク・アンソニー・ヴァレロンガ・Sr(通称トニー・リップ)である。
そんなヴァレロンガが11月28日(月)、ニューヨーク・ブロンクス近郊の工場そばで遺体となって発見された。
警察は「Deadline」に対し、「現場到着時、身元不明の成人男性が、意識や反応もなく倒れている状態でした」と当時の状況説明すると、「男性には明らかな外傷は確認されませんでしたが、救急が駆けつけたタイミングで死亡を宣言されました。今後、検死官が死因を特定する予定で、捜査も進行中です」と付け加えた。
また、この事件では、ヴァレロンガの遺体を隠そうとした疑いで35歳の運転手の男スティーヴン・スミスが逮捕されたという。一方、この男はヴァレロンガの死去には関わっていないと報じられている。
スティーヴン・スミスは、自身の車に遺体を乗せて運んだ上、発見された現場に放置したとみられている。
警察に対しては、「この男はすでに死んでいた。何かを過剰摂取していたんだ。他にどうすればいいのかわからなかった」と語り、「オレは遺体を車から出して外においただけだ。男のことは何も知らない」と供述しているという。
現時点で明確な死因は明らかになっていない。
『グリーンブック』は、黒人ミュージシャンが米南部に演奏旅行をするために雇った白人運転手とともに旅をする中で、友情を育んでいく物語。白人運転手のトニー・リップはヴァレロンガの父がモデルになったとされており、作品のプロデュースをヴァレロンガの兄ニック・ヴァレロンガがつとめている。
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