カニエ・ウェストのツイッターアカウントが、再び停止されることとなった。
12月1日(木)、お騒がせラッパーのイェことカニエ・ウェストが自身のツイッターアカウントを複数回更新。その中の1つに、カギ十字とユダヤの星を組み合わせたような記号の画像が含まれていた。カギ十字はナチスドイツのシンボルマーク。ユダヤの星はユダヤ民族のシンボルマークだ。
Kanye West promotes his 2024 Presidential campaign with symbol that seems to be a swastika inside the Star of David. pic.twitter.com/slH3HxyOYd
— Pop Base (@PopBase) December 2, 2022
かねてより、ナチス指導者アドルフ・ヒトラーへの称賛と反ユダヤ的な発言を繰り返してきたカニエが、今回のような投稿をしたことをユーザーが危険視。
10月にツイッター社のCEOとなったイーロン・マスクに直接、「カニエをなんとかして」と訴えた。
するとイーロン・マスクが「カニエは暴力をあおってはいけないというルールを破った」とツイートし、「アカウントは停止されるだろう」と付け加えた。
カニエといえばここ数年、本業以外のところで問題発言を繰り返してきた。
2021年2月には6年間連れ添った妻キム・カーダシアンが離婚を申請。その後、彼女と交際を始めたコメディアン、ピート・デヴィッドソンに対し、カニエがSNSを通じてしつこくいやがらせし、破局につなげた。
また今年10月には、ツイッターとインスタグラムで反ユダヤ的発言をしたことからアカウントが停止され、投稿も削除されることに。ツイッターアカウントについては、その後マスクがトップに立ったことで復活している。
さらに、同じ月に開催されたパリ・ファッションウィークで「White Lives Matter」と、白人至上主義とも取れるロゴが入ったTシャツを身につけたことも、物議をかもした。
それまでカニエはビジネスマンかつデザイナーとして、アディダスやGAPといった大手ブランドとパートナー契約を結んでいたが、事態を重くみた企業側が契約を解消。
カニエの発言を支持する人々は一定数いる一方で、孤立化が進んでいる。
Kanye West’s Twitter account has been suspended after he posted a swastika. pic.twitter.com/7l4gVvVjaI
— Pop Base (@PopBase) December 2, 2022