映画『スウィーニー・トッド』や『チャーリーとチョコレート工場』などで知られる女優のヘレナ・ボナム=カーターがこのたび、The Timesのインタビューに登場。キャンセルカルチャーや旧友ジョニー・デップ、作家J.K.ローリングの発言をめぐる騒動など、さまざまな世間の話題について率直な意見を述べている。
インタビューの中でヘレナは、「トランスジェンダー嫌悪(トランスフォビア)発言」で殺害予告を受けるほどの猛烈な反発を受けた人気ファンタジーシリーズ『ハリー・ポッター』の原作者J.K.ローリングについて、「ひどい話よ。バカバカしい」と一言。さらに、「批判が度を越していると思う。彼女が何かイヤな思いをしているのなら、意見を発信してもいいはず。みんなそれぞれ、トラウマのような思い出を抱え、それがいまの自分の意見を形づくっている。まずはその人の歴史や痛みを尊重すべきよ。すべてに同意しろとは言わない。そんなの変だし、退屈だからね。彼女には攻撃する意図はなかった。ただ、自分の経験に基づく意見を口にしただけ」と、ローリングを擁護する姿勢を見せた。
そんなローリングに対しては、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソン、ルパート・グリントら「ハリー・ポッター』の劇場版出演者からも批判的に声が上がっていたが、これについてヘレナは「私個人としては、彼らは彼女(ローリング)に意見を言わせておくべきだったと思っている。でも、彼らにも守るべきファンが大勢いるから。それに彼らの世代もね」と理解を示している。
なお、ヘレナは不祥事によって有名人がただちに表舞台から立場を追われてしまう「キャンセルカルチャー」について、「ヒステリックで魔女狩りみたい」と述べた。
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