ファッションブランド「バレンシアガ」は、物議を醸していた広告キャンペーンのプロデューサーを相手取った2500万ドルの訴訟を取り下げを発表した。
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バレンシアガとえば、2023年春のキャンペーンの写真に、児童ポルノに関する最高裁判例の文書が使用されていたことで、製作会社「North Six」とセットデザイナーのニコラ・デ・ジャルダンを相手どり、1週間前に訴訟を起こしていた。さらに緊縛服を着たテディベアを抱く子どもたちを映した別のキャンペーンでも、反発を受けた。
North Sixとデ・ジャルダンの担当者は自分たちの責任を否定し、ファッション関係者からは、企業の広告のために当事者が非難されるべきではないとの反発もあった。
さらに、キム・カーダシアンなどのセレブのコラボレーターも、その判断の甘さと監督不行き届きについて、公にブランドを非難するなど、物議を醸していた。
As for my future with Balenciaga, I am currently re-evaluating my relationship with the brand, basing it off their willingness to accept accountability for something that should have never happened to begin with — & the actions I am expecting to see them take to protect children.
— Kim Kardashian (@KimKardashian) November 28, 2022
そんな中、現地時間12月2日金曜日にバレンシアガは、CEOによるソーシャルメディア上の声明により、訴訟を中止すると発表した。
一方、ヒップファッションブランドのクリエイティブディレクターであるデムナは、テディベアキャンペーンについてインスタグラムで謝罪した。
彼は「子どもたちとのギフトキャンペーンのコンセプトの芸術的選択が間違っていたことを個人的に謝罪したいですし、自分の責任を取ります」とつづり、「子どもたちに関係ないモノを宣伝させたのは不適切でした」と続けた。