人気歌手で女優のレディー・ガガの飼い犬を散歩していた男性を襲い、犬を盗んだ男に、21年の禁固刑が言い渡された。
禁錮刑を命じられたのはジェームズ・ハワード・ジャクソンで、12月5日(月)に司法取引に応じたことにより、今後21年間を刑務所で過ごすことになるという。
LA郡地方検事局によると、ジャクソンは殺人未遂の1件については不抗争を主張したが、暴行と傷害については認めた。ジャクソンは、殺人未遂、強盗の共謀、さらに半自動銃器による襲撃の罪で起訴されていた。
検事局は今回の決定を受け、「司法取引は、暴力行為を行ったジャクソン氏の責任を追及し、被害者に正義をもたらすものだ」との声明を発表している。
ジャクソンは5人からなる犯人グループのうちの1人だった。
この事件は昨年2月、ロサンゼルスのサンセット大通りにて発生したもの。当時レディー・ガガの愛犬である2匹のフレンチブルドッグの「コージ」と「グスタブ」を含む3匹を、散歩代行業者のライアン・フィッシャーが散歩させていたところ、高級犬を狙って徘徊していた犯人グループに襲われた。
ライアン・フィッシャーは激しい暴行を受けたあげく、胸を打たれて搬送され、2匹のフレンチブルドッグたちは奪われてしまった。フィッシャーは肺の一部を切除したものの、その後回復し、退院している。
また、事件の2日後にコージとグスタブも無事、ガガの元へ返されている。一方、このとき犬を警察へ届けたジェニファー・マクブライドも、共犯だとして逮捕された。
犯人らは、ターゲットにした犬について「レディー・ガガの愛犬だと知らなかった」と主張しており、フレンチブルドッグが高値で取引されることを知っていたことが、犯行につながったとされている。
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