ヘンリー王子とメーガン妃が、新しいドキュメンタリーにて公式の写真を隠し撮りであるかのように演出した疑惑が浮上している。
2020年にイギリス王室のシニアロイヤルから離脱したヘンリー王子とメーガン妃夫妻。その理由の1が、「パパラッチに追われてばかりでプライバシーがなかったから」というものだった。
ところが、まもなくネットフリックスで公開されるドキュメンタリー「Harry & Meghan」では、撮影を許可した写真に対して、まるで隠し撮りであったかのように演出されている場面があるという。
【動画】Harry & Meghan | Official Trailer | Netflix
これは、先日公開された同番組の予告編にて明らかになったもの。この中には2019年、南アフリカを公務でおとずれていたヘンリー王子とメーガン妃、そして彼女にだっこされた当時0歳の長男アーチー君が、デズモンド・ツツ大主教の邸宅のバルコニーにひそむカメラマンから狙われているように見えるシーンが含まれている。
まるでパパラッチであるかのように描かれているこのカメラマンだが、本当のところは、ヘンリー王子夫妻から事前に撮影許可を受けたうえでこの場所に待機していた「公認カメラマン」だった。
この点について、イギリス王室の特派員ロバート・ジョブソンが痛烈批判。「ネットフリックスとハリー、そしてメーガンが、パパラッチにやられたかのように見せるために使ったこの写真は、完全に茶番だ」とツイートすると、「これはツツ大主教の邸宅にて、許可を得て撮影されたものだ。ハリーとメーガンもこの場所から撮影することに同意しているし、私もそこにいた」と暴露した。
ロイヤルメンバーによる公式訪問や海外視察には通常、事前に認定を受けた「王室記者団」が取材に招待される。ツツ大主教のような要人との面会には1、2名ほどの記者やカメラマンしか同行できないが、そこで撮影された写真は、他のジャーナリストにも共有されるという仕組みだ。
また、ITVの王室担当者クリス・シップも、ロバート・ジョブソンの指摘に賛成。「ツツ大主教の邸宅でアーチーを撮影することについては、厳密にコントロールされていた」と語った。
ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー「Harry & Meghan」は、12月8日(木)に前編3エピソードが公開される。