アン・ヘッシュの悲劇的な死について、新たな詳細が発表された。
ドラマ「Men in Trees」などへの出演で知られる女優のアン・ヘッシュは今年8月5日(金)、ロサンゼルスにて自らが運転する車が住宅に突っ込み、炎上。病院に搬送されたが、重度の熱傷や脳に傷を負ったことなどから昏睡状態におちいった末、12日(金)に脳死宣告された。
そんな悲劇から4ヶ月以上経過した先日、ロサンゼルス郡検死局がアンの検死結果を発表した。検死局によると、死因は煙の吸引と交通事故による熱傷だという。
解剖の結果、アンが交通事故を起こした時点では薬物による影響はなかったものの、それよりも以前にコカインや大麻を使用した形跡が残っていたことも判明した。
検死局の担当者は米ピープル誌に対し、「入院時の血液から、コカインの主要代謝物質の1つであるベンゾイルエクゴニンが検出されました。これは彼女が事故当時ではなく、過去にコカインを使用していたことを示しています」と述べたうえで、アンの尿からはコカイン、カンナビノイド、ベンゾジアゼピン系の微量成分が検出されたことを明かし、「事故の時ではなく、それよりも前に使用していたものと考えられる」と付け加えた。
また、アンの体内からは麻薬性鎮痛剤フェンタニルも検出されたという。
しかしこれについては報告書の中で、「病院にて処方されたものであり、治療的使用として一致する。これは入院時に採取された血液にフェンタニルが含まれていなかったことからも裏づけられる」と記されている。
また、アンが車体の炎上により重度のやけどを負ったことから、体内に酸素が吸収されなくなり、「無酸素性脳損傷」に至ったことも明らかになった。
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