人気ドラマ「glee/グリー」のドキュメンタリー番組「The Price of Glee(原題)」の予告編が公開された。
【動画】「The Price of Glee」予告編
「glee/グリー」は2009年~2015年にわたりFOXチャンネルで放送され、大人気となったミュージカルドラマ。製作総指揮はライアン・マーフィーだ。
しかし同作に出演していた俳優のコーリー・モンテースは薬物の過剰摂取で、マーク・サリングは自殺で、そしてナヤ・リヴェラは水難事故で亡くなるなど、合計3人の主要キャストが亡くなっている。このことから「gleeの呪い」といったフレーズがささやかれている。
今回、この悲劇に焦点をあてたドキュメンタリーシリーズ「The Price of Glee」の予告編が公開された。「Gleeの代償」という意味の同番組では、関係者が「glee」の影の部分を語っている。さらに亡くなったナヤ・リヴェラの父も出演している。一方で元キャストや、製作総指揮のライアン・マーフィーのインタビューは含まれていない。
予告編の冒頭ではコーリー・モンテースの写真が表示され、男性が「彼女が『コーリーが亡くなった』って言ったんだ」と話す。すると画面には「2009年5月、10人の若い俳優たちがTVデビューを果たした。2020年にはそのうちの全員が有名となった。そして、そのうちの3人は死んだ」と、不気味なBGMと共に説明が出る。
その後もコーリーやマーク・サリングの生前のインタビューの一部や、誰かの遺体が運ばれている場面など、生々しい映像が続く。
ナヤ・リヴェラの父ジョージ・リヴェラは「私は『glee』がナヤの人生の最高潮であると知っていました。ちょっと非現実的なほどに」「名声は時に、毒にもなりえる」と、「glee」がナヤに与えた影響を語っている。
登場するほかの人物は「呪いだなんて言いたくないけど、頭が勝手に考えてしまう」と話し、別の男性は「今でも、誰か責任を取るべき人がいるんじゃないかと思っている」と語っている。
「The Price of Glee」は米ミステリー専門チャンネル「Investigation Discovery」にて来年1月16日に放送予定。