大ヒット映画『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のプロモーションのため、巨匠ジェームズ・キャメロン、主演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、プロデューサーのジョン・ランドーが来日を果たした。
全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(2009)。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、12月16日(金)に全世界同時公開される。
【動画】映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』【人類史上最高の映像体験】スペシャル映像 12月16日(金)劇場公開
公開に先駆け、今回、巨匠ジェームズ・キャメロン、主演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナらキャストたちが来日を果たした。
12月10日(土)、アクアパーク品川にてウォーター・フロント来日記者会見が開催された。
会見では、来日ゲストたちの前に6頭のイルカたちが登場。ジェームズ・キャメロン監督が「ウェルカム・トゥ・パンドラ!」とかけ声で合図すると、イルカのショーがスタート。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の音楽に合わせて、2分30秒に渡り「ドルフィン SHOW アバターver」が披露され、イルカたちの息の合った迫力のパフォーマンスに歓声があがった。
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今回、10年8ヶ月ぶりの来日を果たしたジェームズ・キャメロン監督は「1980年代半ばからずっと日本にきています。日本の文化が大好きなんです。10年以上来てないのは長すぎたけど、また来れてとてもうれしいです。今までも日本の方々は僕の映画を受け入れてくれていて、この映画も好きになってもらえるとうれしいです」と日本への愛を明かした。
また、目の前でイルカのショーを見た感想についてキャメロン監督は「すばらしかったです!イルカは知性的で社会性があって、人とつながってやり取りができて賢いですね。映画の中に入る許可をあげましょう(笑)」とコメントすると、イルカたちも鳴き声で反応。さらに監督は「僕も一緒にイルカに乗りたいんだけど、いいかな?(笑)」とノリノリでコメントした。
主演のサム・ワーシントンは「アリガトウ!」と日本語で日本のファンへ感謝。また、ゾーイ・サルダナは「私たちを歓迎してくれてありがとうございます。10年はあまりにも長いですね。6年前に訪れた時には家族を連れてきたんです。私たちは日本が大好きで、また来ることができてうれしいです」と笑顔で語った。
ここからは質問コーナー。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のプレミアで、絶賛の声をきいた感想について監督は、「ロンドンでプレミアをおこない、各地からすばらしい反響をいただいてうれしい気持ちでいっぱいです」とよろこびを語り、さらに「本作には5年の歳月をかけ、製作する中で人々にどう影響を与えるかわからなかったけれど、みなさんにエモーショナルな想いを与えたかったのです」と、作品への想いを明かした。
劇中の生き物が本当に生きているようで、これからも映画館でしか体験できない映画の可能性をさらに進化させる構想はあるかどうか聞かれると、監督は「続編をふまえて、新しいツール、ソフト、技術の準備をしました。今後3、4、5作目の構想があり、とても大きなプロジェクトです。全ての生物や文化を創造し、海、砂漠、山、北極など4つの景色の準備をしました。今回、続編の第一弾を見ていただくわけで、最高のCGアーティストたちとワクワクできる仕事ができました。これは第一章で、物語は続いていきます。このすばらしい俳優たちは続編にもずっと出演します。複雑な形で色々なところを通っていきますが、また約2年ずつ今後の続編も公開していく予定で、みなさんとシェアするのが待ち遠しいです」
本作ではより家族の要素が加わり、どのような深みが出たか、またサムとゾーイは、前作から今作までの間に自身たちもそれぞれ家庭を持ち、家族の影響が本作に影響を与えたかについて聞かれると、サムは「イエス!今作では2人のラブストーリーのその先として子供たちも登場します。子供たちが加わることでチャレンジもあります。若い世代の目を通したストーリーをみなさんに体験してほしい」とコメントした。
またゾーイは「さらに危険な状況が訪れ、スカイピープルは簡単には去らない。サリー家は、個人でもチームでも葛藤があり、こういう状況でどうするべきか、実際、私は母親になるまでは、恐れを知らない部分があったけど、母親になって心配や恐れを感じるようになったの。子供に何かあったらどうしようと不安になるようになり、本作はより感情的な作品になっています。サリー家の子供達は愛らしいけど、困らせる存在でもあるんです」と、本作と自身の親心を重ねてその想いを語った。
そして、ファンからの質問も。前作と今作でもキーワードとなっているセリフ「I see you」にどういう気持ちを込めているのか聞かれた監督は、「『I see you』は、おはようというようなシンプルな意味から、理解するという深い意味まである。また愛しているという意味もある。愛、理解、尊敬、認識、人というのは人生の中で存在を認識されたい気持ちがある。このコンセプトを今後も発展させ、『I see you』という言葉を使っていきたいです」と、この言葉に込めた想いを明かしてくれた。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、12月16日(金)、全世界同時公開。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
12月16日(金)全国劇場公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
クレジット:(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2