ジェイレン・スミス氏が12月6日(火)夜、アメリカのアーカンソー州のアール市の市長に当選し、全米でもっとも若い黒人市長となった。
高校を卒業したばかりの18歳のジェイレン・スミス氏は、テネシー州メンフィスの西30マイル(48km)にある、人口わずか1800人の田舎町アール市の市長選で、40年以上の勤務経験を持つアール市の監督のネミ・マシューズ・シニア氏を破った。
クリテンデン郡事務局の集計によると、マシューズ氏の185票に対し、スミス氏はそれをはるかに上回る235票を獲得した。
当選を受け、スミスはフェイスブックを投稿。「アーカンソー州アール市のより良い章を構築する時がきた」と、コメントし勝利を祝った。
18歳で市長になるのは米国の歴史上最年少ではないが、アフリカ系アメリカ人市長としては史上最年少だという。
新市長となったジェイレン・スミス氏は、治安を良くするため警察力の向上、市の排水システムの修復、空き家対策、地域社会の活性化などを掲げて立候補。また、数年前に閉鎖された町内唯一の食料品店を、地域に根付かせる計画を立てているという。
またスミス氏は、現在大学生であることから、市長の職務をこなしながら、アーカンソー州立大学ミッドサウス校で勉強を続ける予定で、いつか検事になることを目指しているという。
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