巨匠ジェームズ・キャメロンが心血を注いだシリーズ最新作『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』に出演している女優ケイト・ウィンスレット（47）が、同作の撮影中、自分は「死んだ」と思ったことを明かした。
世界的大ヒットを記録した前作『アバター』（2009）ではパンドラの森が描かれていたが、続編である『ウェイ・オブ・ウォーター』はタイトル通り、パンドラの「広大で美しい海」の世界が新たな舞台に。妻ネイティリ（演：ゾーイ・サルダナ）との間に家族が増えたジェイク・サリー（演：サム・ワーシントン）は、“父親”としての責任を新たに背負い、最愛の家族を守るため再び人類に立ち向かう――。
【動画】『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』予告編
映画の公開を直前にして、Total Film誌のインタビューに応じたケイトは、水中で【7分15秒】ものあいだ息を止めたあと、空気を吸いに浮上したところ、自分は「死んだ」と思ったことを告白した。
「私は死んだの？死んじゃったの？って言いながら（水中から）浮上してくる映像を持っているの」と、当時いかにパニック状態であったかを明かしたケイトは「すぐに自分の時間を知りたくなった。そしてそれは信じられなかったわ」と付け加えた。
ケイトがこんなにも長く息を止めていたのは、キャメロン監督の指示ではなく、あくまで自己記録を更新するためだったという。ケイトは自己記録を塗り替えただけでなく、2011年に俳優のトム・クルーズが映画『ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション』の撮影中に打ち立てた【6分】という記録を上回ることとなった。
「記録を達成する機会が訪れただけ。私は、6分14秒という自分の記録を打ち破りたかったの。『さあ、行こう』って感じだったから、自己記録を1分も更新したのよ」
ケイトは『ウェイ・オブ・ウォーター』の製作中、広範囲に渡り水中で働いたという。それは、映画の水中での場面をできる限り本物のようにするというキャメロン監督の全体的なミッションの一部だったとか。そのため、キャストは全員スキューバダイビングを学び、キャメロン監督は、水中でモーションキャプチャーのシーンを撮影するための新技術も開発したそうだ。
水中という、簡単ではない撮影に臨んだケイトだが、今作における最大の挑戦はキャメロン監督の想像力豊かな世界にちゃんと溶け込めるか、ということだったという。10月で47歳を迎えたケイトだが、彼女の飽くなきチャレンジ精神には頭が下がるばかりだ。
『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』は、12月16日（金）より全世界同時公開される。
公開情報
『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』
12月16日（金）全国劇場公開
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト：https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
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