俳優のヘンリー・カヴィルが、DC映画『スーパーマン』のスーパーマン役を降板することとなった。
ヘンリー・カヴィルといえば、2013年以降、3本の映画でスーパーマンを演じ、昨年はHBOマックスで公開されたザック・スナイダー監督の『ジャスティス・リーグ』にも出演し、大きな話題に。また、先日公開された、ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『ブラックアダム』にスーパーマン役としてカメオ出演し、また2013年の『マン・オブ・スティール』の待望の続編に出演することが期待されていた。
そんなヘンリーは、つい2ヶ月前、自身のインスタグラムで、「発表したいことがあります。僕はスーパーマンとして戻ってきます」と、再びスーパーマンを演じることを発表した。
スーパーマン役復帰を大々的に発表したヘンリーであったが、ここにきて急展開が起きた。なんとヘンリーがスーパーマン役を降板することが決定したのだ。
声明の中でヘンリーは「ジェームズ・ガンとピーター・サフランとミーティングをしたところ、皆さんに、悲しいお知らせです。私は最終的に、スーパーマンとして戻ることはありません」と降板を発表した。
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「10月にスタジオから復帰を発表するように言われた後、このニュースを発表するのは簡単なものではありませんが、それが人生です。衛兵の交代は起こるものだ。私はそれを尊重します」と、心境を明かした。
10月末、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの一部門として再編されたDCフィルムズに代わる、DCスタジオの共同会長兼最高経営責任者に、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが就任した。今回の決定はジェームズとピーターの意向によるもののようだ。
ヘンリーは、「ジェームズとピーターには、構築すべきユニバースがあります。彼らと新しいユニバースに関わるすべての人に最高の幸運と幸運が訪れることを祈っています」と、今後のDCスタジオの健闘を祈るメッセージを送った。
そんな中、ジェームズ・ガン監督は、「今後予定されている作品の中にスーパーマンがいます。初期段階では、私たちの物語はスーパーマンの人生の初期の部分に焦点を当てますので、このキャラクターをヘンリー・カヴィルが演じることはありません」と、ヘンリー降板の理由を明かしている。
また、監督は、「DCは、変化しなければいけないので、これらの決断が今難しいのは理解しています」とも述べている。
DC幹部の交代劇により、スーパーマンの今後の変更、また『ワンダーウーマン』の3作目も白紙になるなど、大きなギアチェンジが起きているようだ。