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ノーマン・リーダス 来日インタビュー! バイクへの愛や、お揃いのタトゥーがあるほど仲良しな共演者、そして人生を楽しむ秘訣について熱く語る

ノーマン・リーダス FILMS/TV SERIES
ノーマン・リーダス

大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」の武骨なサバイバー、ダリル役で知られるノーマン・リーダスが、「ライド with ノーマン・リーダス」のプロモーション来日を果たした。

大のバイク好きであるノーマンがホストと製作総指揮を務める「ライド with ノーマン・リーダス」は、毎回豪華ゲストとツーリングを楽しみながら、その土地の自然や文化、人々と触れ合う番組だ。

TV Grooveでは都内でインタビューを敢行し、共演者との関係や作品の魅力、そして人生のポリシーなど、貴重なエピソードを語ってもらった。

バイク好きになったきっかけ、番組が作られた経緯

ーー「ウォーキング・デッド」のダリルはバイクを乗りこなしていて、ノーマンさんはプライベートでもバイク好きとして知られていますが、バイクを好きになったきっかけを教えてください。

中学生の時に、友達が持っていたYZ80(ヤマハ製)という小型のバイクを交代で乗り回していたんだ。怪我をしたり、警察に追いかけられながらね。(笑)バイクに乗っていると自由を感じるし、たくましいエンジン音も好きで、たちまち夢中になった。自分のお金でバイクを買えるようになったのは21歳の頃だったかな。

今でも撮影現場にはバイクに乗って行くし、「ライドwith ノーマン・リーダス」が始まったのは、バイクに乗る僕の姿を見た制作陣によるアイデアなんだ。それがきっかけで、番組が制作されるようになったんだよ。

ノーマン・リーダス

TWDニーガン役のジェフリーは「最高にイカした奴!」

ーー「ライド with ノーマン・リーダス」のシーズン2の第一話では、「ウォーキング・デッド」のニーガン役で知られるジェフリー・ディーン・モーガンさんとスペインへ行かれ、旅を満喫されていました。彼とは20代の頃から知り合いだそうですが、お二人はどのような関係ですか?

ジェフリーは、最高にイカした奴だよ!彼とは家族ぐるみの付き合いだし、僕は「ウォーキング・デッド」の撮影現場があるジョージア州と、ニューヨークのマンハッタンやアップステートに家を持っているんだけど、ジェフリーも同様、その3箇所の近所に住んでいるんだ。僕はコスタリカにも家があるから、今はそこの近所にも家を買いなよと勧めているところなんだ。ジェフリーとは昨夜も電話で話したばかりだし、「ウォーキング・デッド」が始まる前からの友達だよ。

ノーマン・リーダス(左)、ジェフリー・ディーン・モーガン

ノーマン・リーダス(左)、ジェフリー・ディーン・モーガン 「ライドwithノーマン・リーダス」シーズン2 (全6話/字)  4月2日(火)から独占配信スタート、以降毎週火曜日に1話ずつ追加予定 © 2017 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

俺たちがどれだけ仲良しかと言うと…僕の制作会社の名前が「ビッグ・ボールド・ヘッド」っていうんだけど、(右手の甲にあるドクロのタトゥーを見せながら)この会社のロゴのドクロの口の部分が頭文字の「BBH」になっているんだ。前にジェフリーとドイツに行った時、大雪でどこにも行けなくてホテルに滞在していたら、タトゥーの彫り師がいたんだ。お互いにタトゥーを入れることになって、僕は違うデザインのタトゥーを彫ってもらったんだけど、ジェフリーはなんと、この「ビッグ・ボールド・ヘッド」のドクロのタトゥーを入れたんだ!お揃いのタトゥーがあるほど仲がいいんだよ。

ーー「ライド with ノーマン・リーダス」ではノーマンさんの楽しそうな姿を見ることができますが、ノーマンさんが考えた番組の企画内容で特に気に入っているものを教えてください。

「ライド with ノーマン・リーダス」のシーズン2の第4話では、バンド「ザ・ブラック・ライダー」のボーカルのエイミー・ナッシュとニューメキシコの撮影をしたんだ。ネイティブアメリカンの地へ行き、雪が降ってとても寒い中、山の頂上まで登った。そこでジップライン(ロープウェイのようなアトラクション)をした時に、僕は突然「ニワトリの格好をして乗りたい!」とアイデアが浮かび、エイミーはゴリラの着ぐるみに身を包んで、二人でニワトリとゴリラの姿になったんだ。

その場所は保護地だったから歴史を教えてもらったりしていたんだけど、突然突風が吹き荒れた時に「今だ!今行け!」と言われ、ニワトリの羽がもげながらも滑り落ちたよ(笑)。そんな大変さがあったかな。

「ライドwithノーマン・リーダス」シーズン2 (全6話/字)  4月2日(火)から独占配信スタート、以降毎週火曜日に1話ずつ追加予定 © 2017 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

今回は東京でも撮影をしたんだけど、初日は晴れたと思ったら2日目は雨だったり、富士山で撮影をした日は雪が降っていたり…。どのロケーションでも予測がつかないことがつきものだね。

ーー「ライド with ノーマン・リーダス」のような、ドキュメンタリー形式の作品を作る上でのやりがいや面白さを教えてください。

今回の日本の滞在では「ライド with ノーマン・リーダス」をもう1エピソードを撮影して、その後は4日間の空きがあって、そこからジョージア州での「ウォーキング・デッド」の撮影が11月まで続くんだ。

「ウォーキング・デッド」でダリルを演じている時は、いつも怒り狂っていて、身振り手振りもワイルドな感じだし、いかにも南部の男って言う感じで、血だらけで、いつも汚い格好をしていて…。そのキャラクターが、「ライド」でも出てきてしまう時があるよ。喋り方や身振りがダリルっぽくなってしまい、「おっと、今は『ライド』の撮影中だった!」と気付くこともある。

「ライド」は「ウォーキング・デッド」とは正反対の番組だね。ダリル役とは違い、ライドを撮影している時は僕自身が旅を楽しんでいるし、いろんな発見があって面白い。そういう自然な楽しい気分で挑んでいるよ。

Norman Reedus

ノーマンの影響でバイク好きになった共演者たち

ーー「ウォーキング・デッド」のグレン役のスティーヴン・ユアンさんは、ノーマンさんの影響でバイクを好きになったそうですが、その経緯を教えてください。

スティーヴンともすごく親しい関係で、もう長い間の関係になるよ。彼が奥さんにプロポーズをした時も、僕はその場にいたしね。「ウォーキング・デッド」のキャスト陣で、「こいつはなかなかイカした奴だな」と思ったら、バイクを勧めているよ。そうすれば、バイク仲間が増えるからね(笑)。

スティーヴン・ユアン(左)、ノーマン・リーダス

スティーヴン・ユアン(左)、ノーマン・リーダス

前に、僕とスティーヴンとジョン・バーンサル(シェーン役)の3人でバイクのレンタルをして、3人でジョージア州でバイクを乗り回したことがあったよ。その日はとてつもない突風に見舞われ、雷が落ちるわ豪雨になるわで、あれはとってもクレイジーな思い出だね。

人生のモットーは「頑張りすぎないこと」

ーーノーマンさんは、俳優だけではなく画家であり写真家であり、そして「ライド with ノーマン・リーダス」ではホストと製作総指揮をされていますが、とても多忙なのに心に余裕を持っているところに憧れます。ノーマンさんのように、人生を楽しむにはどんなことを心がければいいですか?

一つ言えるとしたら、真剣になりすぎないことかな。頑張りすぎないこと。それは滲み出てしまうからね。どんな仕事でも、それは仕事にすぎないということを頭に入れているよ。それに、自分が抱えている問題がお金で片付くうちは、大した問題じゃないしね。役者としてカメラの前に立っても、自分自身が楽しんでいない時は相手に分かってしまうから、とにかく楽しんでいるよ。

興味深い話なんだけど、この間ウルグアイに行く飛行機に乗った時、隣の席に年上の男性が座っていたんだ。僕は飛行機の2列目に座っていたから、ファンが声をかけてきたり、写真を撮ってと頼んできたりした。すると、しばらくして隣の男性が「君は一体誰なんだい?」と訪ねてきた。僕が番組に出ていることなんかを説明したら、その人は規模的に全米トップの500社に入るような会社の経営者でビリオネアだったんだ。

話によると、彼は数年前に母親を亡くした時に「旅に出なさい」と忠告をされたものの、その時はどういうことか理解ができなかった。そして1年前に奥さんを亡くした後に、共同経営者に会社の経営を全て任せて、8ヶ月間かけてバックパック1つで旅に出た。人生を通してお金を稼ぐことばかりやってきた自分に対して、時間を無駄にしてしまったと感じたそうなんだ。

彼が旅の途中で訪れたチリで、プリンスの曲を流して一人で踊った時、こんなに楽しい瞬間はないと思ったそうなんだ。もう一度人生をやり直せるとしたら、お金を稼ぐことではなく、世界を旅することを選択するだろうと言っていたよ。これはほんの1ヶ月くらい前の話なんだけど、感慨深い話を聞くことができた。がんばりすぎず楽しむことが、僕の人生のモットーだね。

Norman Reedus

(インタビュー終わり)
(取材・文:加藤優花)

作品情報

ライド with ノーマン・リーダス

「ライド with ノーマン・リーダス」は、ノーマンが仲間とともにツーリングで全米を巡る旅番組。ノーマンがホストを初めて務め、各地の絶景、バイカーたちのゆかりの地、バイク文化や歴史を紹介していく。

シーズン1~2、Huluにて独占配信中!

ライド with ノーマン・リーダス
【Huluプレミア】世界中で大ヒット中のゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」でダリル役を演じ絶大な人気を誇るノーマン・リーダス。実は大のバイク好きで、撮影現場にもバイクで通い、暇が...

無類のバイク好きなノーマン・リーダスが仲間とともにツーリングで巡る旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」は、各地の絶景、バイカーたちのゆかりの地、バイク文化や歴史を紹介する旅番組。

シーズン1では、カリフォルニア、デスバレー、アパラチア、テキサス、ルイジアナ、フロリダを巡った。初のバギー体験、地元バイカーによるポッドキャストにゲスト出演など筋書きのない、純粋にバイクを愛する一人の男ノーマン・リーダスの素顔が満載の番組。

シーズン2では「ウォーキング・デッド」の共演者であり、プライベートで大親友のジェフリー・ディーン・モーガンが第1話に登場。スペイン・バルセロナからシッチェス、バレンシアまでの 355 キロをストリートアートや市場を楽しみながら歴史や文化触れる。

ノーマンが一時を過ごした懐かしの地シッチェスでは住んでいたアパートを探し、港町バレンシアではパエリアと火祭りを体験。第 2 話からは撮影地をアメリカに戻し、史上最高のコメディアンと称されるデイブ・シャペルとサウスカロライナ州を、写真家のパトリック・ホエルクとハワイ島を、友人たちとニューメキシコ州やカリフォルニア州を巡る。ノーマン・リーダスが住むニューヨークを巡る第 6 話には息子ミンガスが登場し、貴重な親子共演となる。シーズン2でも映画やドラマでは観られないノーマン・リーダスの素顔が盛り沢山だ。

Hulu プレミア 「ライド with ノーマン・リーダス」予告編


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イカれた野郎たちのイカれ過ぎたバイク愛︕
ノーマン・リーダスが初めてホストを務めるバイクで駆け抜ける旅番組「ライド with ノーマン・リーダス」シーズン1,2 独占配信中!

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ライドwithノーマン・リーダス シーズン3 予告編

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