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予告編に出た俳優が本編に出演しないのは虚偽広告!? 映画『イエスタデイ』でのアナ・デ・アルマス出演シーン全カットに不満を訴えたファンたちがなんと勝利

アナ・デ・アルマス FILMS/TV SERIES
アナ・デ・アルマス

2019年に公開された映画『イエスタデイ』にて、予告編に登場したアナ・デ・アルマスが本編には出てこなかったことから、ファン2人が今年1月に制作会社ユニバーサル・ピクチャーズを訴えた裁判で、ファン側が最初の勝利を得たことがわかった。

ユニバーサル・ピクチャーズ側は訴えの棄却を求めていたが、12月20日(火)、連邦裁判所は予告編が虚偽広告にあたる可能性があるとの判決を下した。

『イエスタデイ』は、ザ・ビートルズの音楽が存在しない架空の世界が舞台。その中で唯一ザ・ビートルズの音楽のすばらしさを知る主人公ジャック(演:ヒメーシュ・パテル)が、ミュージシャンとして活躍していくファンタジー・コメディ。

撮影の段階では、アナ・デ・アルマスはジャックのロマンスの相手として起用されていたが、ストーリー上、彼女の存在が重要視されなかったことから、公開時には出演シーンがカットされた。

しかし、本編公開前の予告編には、アナがしっかり登場していたのだ。

ユニバーサル・ピクチャーズ側は、本編に出てこない人物を予告編に登場させた理由について、憲法修正第1条の下で保護されたものだと主張。予告編は必ずしも、最終版から作られるものではないとした。

この主張に対し、スティーブン・ウィルソン連邦地裁判事は、予告編にある程度の創造性がともなうことを認めたうえで、その性質が本編に客を呼び込むためのものであることから、「『イエスタデイ』の予告編は虚偽であり、誤解をまねく」と述べている。

これによりスティーブン・ウィルソン連邦地裁判事は、アナの熱狂的ファンで原告のポール・マイケル・ローザ氏とコーナー・ウォルフ氏による裁判を継続するように命令。訴えを破棄するよう求めていたユニバーサル側の請求を取り下げた。

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