ネットフリックスでは、この先パスワードの共有ができなくなるようだ。
大手動画配信サービス「ネットフリックス」社はこのたび、2023年に入ったあと数日から数週間のうちにパスワード共有機能を停止することを発表した。
2020年に新型コロナウイルスが大流行し、自宅で過ごす人が増えてきたことから過去最高の新規登録者数を記録したネットフリックス。
しかし、2022年に入ってから次第に外出へのハードルが下がり、サービスの加入者が激減。これにより現在同社はガマンを強いられている状況だという。
そのため、ネットフリックス社としては、利益を増やすべくさまざまな策を検討してきた。その1つが、契約者が料金を支払わない限り、自宅以外のデバイスとパスワードを共有できないようなシステムを構築することだ。
このプランはすでにネットフリックスのラテンアメリカ諸国版でテスト運用されており、ログインページに認証コードを入力することで2人目のユーザーを追加することができるようになっている。
なお、このプランがアメリカやその他の地域でどのように機能するのかはまだわかっていない。
またネットフリックスといえば、11月に広告付きの低価格プランを導入したことでも知られている。しかし最近のレポートによると、このプランに対する支持率は決して高いとはいえないようだ。
アカウントを共有するために追加ユーザーが支払う料金は現在のところ不明だが、ネットフリックスの最終目標は明らかだ。
パスワード共有機能が無料で利用できなくなれば、すべてのユーザーが追加料金を払うか、個人でプランに加入する必要がある。日本版の場合、最も手軽なもので広告付きプランの月額790円となっている。
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