ヒュー・ジャックマンが、アカデミー賞の主催者に異例の「お願い」をしている。
昨年末、2023年に開催される「第95回アカデミー賞」の各部門におけるノミネート候補一覧が公開された。そしてこの中に、昨年11月にApple TV+で公開された映画『スピリテッド』から、主演のライアン・レイノルズが歌う「Good Afternoon」が、歌曲賞の最終ノミネート候補として入っていた。
これに反応したのが、ライアン・レイノルズの「悪友」ヒュー・ジャックマンだった。このたびヒューは、自身のツイッターアカウントに一本の動画を投稿した。
But don’t get me wrong … pic.twitter.com/8ymOYUOq9m
— Hugh Jackman (@RealHughJackman) January 4, 2023
動画の中でヒューは、「やぁみんな。2023年だね。ぼくとしては、年の初めだしなんとかポジティブなメッセージを送りたかったんだけど、それができなくなってしまった」と切り出すと、「誤解しないでほしいのは、ぼくは『スピリテッド』が大好きだということだ。すばらしい映画で、家族みんなで楽しんだ。出演していたウィル(・フェレル)もオクタヴィア(・スペンサー)も大好きなんだ」と続けた。
そして「『Good Afternoon』という曲も大好きなんだよ。映画で見た時にはずっと笑っていたし、じつに見事だった」と絶賛したヒュー。
しかし、「でも、アカデミーがあの曲を歌曲賞部門の最終候補にしたと聞いてね。ライアン・レイノルズが歌曲賞にノミネートされるなんてことがあれば、ぼくはこれからの1年間、耐えられそうにないんだ」と、次第にネガティブなトーンへと変化。
さらに、「この1年は彼と一緒にウルヴァリンとデッドプールを撮らないといけない。わかってくれ、もしノミネートされてしまったらそんなことできるわけがない。これは大問題だ。ぼくは『スピリテッド』を愛し、ウィルを愛し、オクタヴィアを愛し、そしてあの曲も愛している。でもどうか、どうか、心からお願いします。ライアン・レイノルズをここにノミネートしないでください。お願いします」と、アカデミー側に必死に懇願した。
すると、さっそくライアンがこの動画に反応。引用リツイートする形で「同意しないな。ウィルのために歌って踊ったのはディープフェイク(合成メディア)だと思うし、アカデミー賞でパフォーマンスしたい」と反論した。
Disagree. I think the deepfakes that sung and danced for Will and I would love to perform at the Oscars. https://t.co/tjI8NwfdKc
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) January 4, 2023