ヘンリー王子が、亡き母の事故現場を訪れていたことがわかった。
これはヘンリー王子が1月10日発売する回顧録「Spare/スペア」の中で明かしているもの。ヘンリー王子の母ダイアナ元妃は、1997年、パリ市内の地下トンネルを走行中、乗っていた車が衝突事故を起こし、命を落とした。
そして事故から10年後、ヘンリー王子はこの場所をおとずれ、心の整理をつけようと考えたのだという。
ヘンリー王子は母が亡くなった事故から10年後の2007年、ラグビーワールドカップ準決勝を観戦するためパリをおとずれた。そしてそのときの運転手に、母が亡くなったトンネルであるポン・デ・ラルマを通るよう頼んだそうだ。
米ピープル誌によると、ヘンリー王子は運転手にトンネルの場所を知っているかどうかたずねた上で、ダイアナ元妃の事故時と同じスピードである「時速65マイル(約140km)」で走ってくれと頼んだという。
ヘンリー王子は本の中で、「まさに、母が出していたとされるスピードだった。マスコミは当時時速120マイルとしていたが、そんなことはない」と当時の報道を否定。運転手はヘンリー王子の依頼を承知したうえでトンネルに連れて行ったとし、「その途中、渋滞に巻き込まれながらリッツを通り過ぎた。あの8月の夜(事故当時)、母がボーイフレンドと最後に食事した場所だ。そして、トンネルの入り口に到着した」と振り返った。
さらにヘンリー王子はトンネルの印象について、「もっと見通しが悪くて危険な場所かと思っていた。ところが、実際は短くてシンプルな、なんのへんてつもないトンネルだった」と述べている。
そして、ヘンリー王子は2度そのトンネルを通り抜けたことを明かし、「トンネルを通り抜けることで、10年間続いた痛みに終止符をうつことができると思っていた。しかし、そこからあらたな『痛み』が始まった」と付け加えている。