NEWS

『ワイルド・スピード MEGA MAX』の最も象徴的なシーン、じつは偶然に起こった事故をそのまま使用していた! 脚本を書き直し・・クリエイターが衝撃的な事実を明かす

ヴィン・ディーゼル NEWS
ヴィン・ディーゼル

『ワイルド・スピード』シリーズ第5作で、2011年に公開された『ワイルド・スピード MEGA MAX』。本作の最も象徴的なシーンのひとつが、じつは偶然に起こった事故だったことが判明した。

『ワイルド・スピード』シリーズは、2001年に第1作がデビューして以来、その後公開されるたびに興行収入を独占し、歴代トップクラスの売り上げを誇る映画フランチャイズだ。第1作は、1998年にVIBE誌に掲載された記事(ケネス・リー著「Racer X」)に触発されたストリートレベルのスリラーだったが、その後、このシリーズは毎回アクションがレベルアップしていることでも話題となっている。しかし、撮影中にスタントがまったくうまくいかなくても、すばらしい結果を生み出すこともあるようだ。

『ワイルド・スピード』シリーズの監督兼制作者であるブライアン・フォルク=ワイスは、『ワイルド・スピード MEGA MAX』の特徴的なスタントの1つがどのようにうまれたかを明かした。本作では、列車強盗のシーンで、列車を飛び越えるはずの車が、実際には列車の側面に衝突していたのだ。しかし、このシーンは撮り直されることなく、同時期に行われた別の撮影と調整され、スムーズに事故のシーンに組み込まれたようだ。

ブライアンは「脚本では、列車の上で2人が戦っていて、その間に車が列車を飛び越えるというショットになっている。その車が列車を飛び越えるところを撮影したところ、完全に失敗してしまい、車が列車にぶつかってしまった」と明かしている。

「(他の映画なら、)まず保険会社に電話して、『大変だ、失敗した。シーンをやり直すのにもう500万ドル必要なんだ』となる。でも、アトランタで列車の内部を撮影している人たちに電話をかけたんだ。『いい知らせがある。車を誤って列車に突っ込んでしまって、列車から抜け出せなくなってしまったんだ。アトランタで撮影しているものを、車が列車から突き出ている状態で車の中で戦いが起きるように撮り直してもらえないか?』ってね。そして、実現したんだ」。

『ワイルド・スピード』シリーズが成功しているのは、このような大胆なクリエイティブな決定が理由の一つかもしれない。

tvgrooveをフォロー!