Lil Nas Xは、米アトランタ出身、19歳のラッパー。最近までラッパーとしてはほぼ無名だったといっていいだろう。ところが、カントリーとラップをミックスしたカントリー・ラップ「Old Town Road」をリリース後、TikTokで若者たちがこぞってカウボーイやカウガールの恰好をする「Yeehaw Challenge」がミームとなり、全米/全英を中心にヴァイラル・ヒットを記録。
この特集では、まったく無名のアーティストだったLil Nas Xによる「Old Town Road」が、SNSの動画をきっかけに世界中で急激に話題が広がり、ついには全米1位に昇り詰めるまでの軌跡を紹介しよう。
Lil Nas Xによる楽曲「Old Town Road」は、2018年12月にYouTube上に公開。ゆったりとしたバンジョーが奏でるカントリー風のイントロからはじまるが、そこにヒップホップ風のリズムとラップがはじまり、「カウボーイの格好でキメた俺が馬に乗って、古き街の道をどこまでも進むぜ」といった内容を歌っている。
アトランタ出身、19歳のラッパー。カントリーとラップをミックスしたカントリー・ラップ「Old Town Road」をリリース後、TikTokで若者たちがこぞってカウボーイやカウガールの恰好をする「Yeehaw Challenge」がミームとなり、全米/全英を中心にヴァイラル・ヒットを記録。その勢いはとどまることなく、カントリー・シンガーでマイリー・サイラスの父としても有名なビリー・レイ・サイラスが参加したRemixが配信されさらなるバズが広がる中、ついには全米シングル・チャートの1位を獲得し大きな話題となっている。