ヘンリー王子は、親族を擁護するつもりは一切ないようだ。
1月10日(火)に発売されたヘンリー王子の回顧録「Spare/スペア」。彼はこの中で、チャールズ国王の弟で自身のおじにあたるアンドルー王子のスキャンダルに言及しているという。
アンドルー王子といえば、2021年に性的暴行を受けたという女性から提訴された。この女性は17歳だった同年、大富豪ジュフリー・エプスタインの命令で、複数回にわたってアンドルー王子から性的暴行を受けたと訴えた。なお、この裁判自体は昨年、和解が成立している。
また、ジュフリー・エプスタインは性的人身売買をあっせんしたとして逮捕されていたが、拘留中だった2019年に自殺した。
そして、このスキャンダルが公になって以降、アンドルー王子は王室に関する全ての職務から退くことになった。
ヘンリー王子は本の中で、2020年の王室離脱にあたって警護を外されたことに触れると、「若い女性に性的虐待をくわえたという恥ずかしいスキャンダルを起こしたにもかかわらず、だれも彼の警備を外そうとはしなかった」と、アンドルー王子のスキャンダルを「恥ずかしい」と表現したうえで、自身の警備を外されたことに異議を唱えたのだ。
さらにヘンリー王子は、「人々は僕たちに多くの不満を抱いているかもしれないが、その理由に性犯罪は含まれていない」と付け加えている。
またヘンリー王子は、パパラッチに追われて交通事故死した母ダイアナ元妃のことを考えると、警備を外されることになるとは思わなかったと主張。
人生を公務にささげてきたにもかかわらず、父チャールズ国王に警護を外されたのは、人生を公務にささげてきたにもかかわらず、無償で解雇されるようなものだと続けた。
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