ヘンリー王子の回顧録に登場した、ドレスの仕立て屋が、沈黙を破った。
1月10日(火)に発売されたヘンリー王子の回顧録「Spare/スペア」。ヘンリー王子はこの中で、2018年5月に執り行われた自身とメーガン妃の結婚式準備の裏側でおこっていたある「いざこざ」について暴露している。
この「いざこざ」とは、キャサリン妃とメーガン妃の間でかわされた、当日ブライズメイドをつとめる娘シャーロット王女のドレスが合わないという問題に関するものだった。
結婚式の数日前、キャサリン妃はメーガン妃に、シャーロット王女のドレスが完ぺきではないということをメールで伝えた。しかし当時、メーガン妃は実父が起こしたスキャンダルに頭を抱えている状況で、すぐには返信できなかったという。
それでも翌朝、メーガン妃は「仕立て屋がケンジントン宮殿に待機しているから、シャーロットを連れて行って」とメッセージを返した。
しかし、キャサリン妃はすぐには納得せず、お抱えのドレスデザイナーに相談したうえで、「すべてのドレスを作り直す必要がある」と訴えたそうだ。
それでも式が数日後に迫っていたことから、メーガン妃はふたたび仕立屋が待機していることを伝え、キャサリン妃も了承するというやりとりがあった。
そんな中、仕立て屋のアジェイがDailyMail紙のインタビューに応じ、「裏で何が起こっていたのかは知らないが、私の目の前では何も起こらなかった」と明かした。
さらに「結婚式というのはストレスがたまるもの。特に最高レベルが求められる式です。それを念頭に置いておかなければなりません」と語ったアジャイは、「このような直前のトラブルは、結婚式で誰もが直面するものです。ドレスのサイズが合わないという問題に動揺するのは理解できますし、神経を使うものですからね。子供たちにサイズの合わないドレスを着せて大舞台に立たせるわけにはいきません。その点では、私も彼らに同情します」と付け加えた。
なお最終的に、6人のブライズメイドたち全員のドレスを仕立て直さなければならなかったことも明らかになっている。