もうすぐ公開される人気ドラマ「glee/グリー」のドキュメンタリー番組「The Price of Glee(原題)」の中のある爆弾発言に注目が集まっている。
「glee/グリー」は、2009年~2015年にわたりFOXチャンネルで放送され、人気を博したミュージカルドラマ。しかし、このドラマに出演していたコーリー・モンテース(享年31)は薬物の過剰摂取で亡くなり、マーク・サリング(享年35)は自殺、さらにナヤ・リヴェラ(享年33)は水難事故で亡くなるなど、合計3人の主要キャストが亡くなっている。このことから「gleeの呪い」があるのではないかとささやかれている。
そして今回、この悲劇に焦点をあてたドキュメンタリー・シリーズ「The Price of Glee」が、「Investigation Discovery」と「Discovery+」にて米時間1月16日に配信されることが決定。現在、その予告編が公開されている。
【動画】「The Price of Glee」予告編
そんな中、このドキュメンタリーの中で、「glee」のキャストが、あるパーティーでコーリーに対しアルコールを飲むよう圧力をかけ、それが原因でコーリーは依存症を再発し、最終的に過剰摂取に至ったと、同作のスタッフが主張していることが明らかになった。
ドキュメンタリーの最初の2エピソードは、コーリーの死を探り、番組で働いていた多くの人々や、彼の友人、元ルームメイトのインタビューを収めているという。
「glee」シーズン3のヘア部門の責任者ダグ・カークパトリックは、コーリーの早すぎる死に責任があるのはキャストかもしれないと主張し、このシリーズ最大の爆弾発言だと注目を集めている。
ダグによると、コーリーが番組を去った後も、多くの男性キャストたちはダグからヘアカットを受けており、コーリーも亡くなる数週間前にヘアカットを受けたという。
The Daily Beastの報道によると、番組の中でダグは「コーリーはそのヘアカットを私に頼むまでずっとクリーンだった。彼は酒も飲まず、ドラッグもやっていなかった。しかし、最後に、僕が彼に会った最後の数日間、彼はちがった。彼はアルコールの影響を受けていたんだ」とコーリーの変化を明かしているという。
さらにダグは「コーリーはパーティーで、お酒を飲んでいなかった。飲みたかったけど、飲んではいけないとわかっていたと言っていた。彼はその夜、あるキャストから『飲みたいなら飲めばいい。ここにいるから、いつも信じていて』と言われたそうだ」と、別のキャストからお酒をすすめられて飲んでいたと明かした。
その時期は、コーリーがリハビリを終えたばかりだったため、決してアルコールを口にしてはいけなかったのだという。
「それがコーリーを混乱させ、怒らせてしまった。彼が愛した誰かから許可を得たから飲み始めたんだ。彼はそれを恨んだが、その方向にもっていった。それが彼を破滅への道へと導いたんだ」
発言の中でダグは、コーリーにお酒をすすめた共演者の名前を挙げることを拒否しているため、これが誰のことを指しているかは不明である。