ヴィン・ディーゼルの『アバター』参加説が正式に否定された。
かなり以前から、俳優のヴィン・ディーゼルには『アバター』シリーズの最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』をはじめ、その後の続編に出演するのではないかとのウワサが流れていた。
しかし、昨年12月に『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開され、ディーゼルは出演していないことが明らかになった。
ではなぜこのようなウワサが流れたのか。その発端を作品のプロデューサーであるジョン・ランドーが説明している。
このたびEmpire誌のインタビューに応じたジョン・ランドーは、ディーゼルの作品への参加を完全否定。
そのうえで、「ヴィンはシリーズの大ファンでね。ある日、ぼくらが撮影をしている現場を見にセットを訪れたことがあったんだ」と語ったランドーは、「そこから情報が切り取られて、ウワサが生まれてしまったんだ」と説明した。
ディーゼルはこの作品の撮影を行っていた2019年当時、セットの近くで別の映画の撮影に参加していたことから、現場を見学しに来ていたのだという。
メイキング動画では、ジェームズ・キャメロン監督の横にディーゼルが立ち、撮影現場をチェックする様子も記録されている。
この動画の中でジェームズ・キャメロン監督は、「ここは『アバター』2、3、4、5の撮影現場だ。マンハッタン計画と同じくらいのトップシークレットなんだよ。ここには私の古くからの友人であるヴィンもいる」と語っており、「彼がこの現場を去るときには、『メン・イン・ブラック』で登場したフラッシュライトをあてるつもりだよ。そうすれば、ここで見たものはすべて忘れてしまう」と、ジョークを付け加えている。
Vin Diesel is joining the world of James Cameron's ‘Avatar’ sequels pic.twitter.com/qF1xEQodTx
— ScreenTime (@screentime) April 5, 2019
これに対しディーゼルも、動画の視聴者に対し「見なかったことにしてくれ」と呼びかけつつ、「でもずっと前から、ハリウッドで一緒に仕事がしたい、そばで学びたいと思っていた人物がここにいるんだ」と、キャメロン監督への敬意を口にしたのだった。