TikTokの危険なチャレンジで、また1つの命が犠牲となった。
1月13日(土)、アルゼンチンに住む12歳の少女が、TikTokで広まった「失神チャレンジ」に挑戦し、命を落としたことがわかった。
少女のおばであるローラ・ルーケは、メディア「Jam Press」に対し今回の悲劇について、「私たちは彼女に多くの愛情を注いできました。本当にやりきれない思いです」と心境を語っている。
犠牲となった12歳の少女ミラグロス・ソトは、自宅で首を吊った状態で死んでいるところが発見された。縄はその場で適当に作られたもので、TikTokで流行していた「失神チャレンジ」に挑戦していたとみられている。
「ブラックアウト・チャレンジ」とも呼ばれるこの危険なチャレンジは、自らの意思で失神するような行為を行うというもの。
専門家は、脳障害や発作、さらには命を落とす結果につながる可能性もある非常に危険な行為だとし、警鐘を鳴らしている。
Jam Pressによると、ミラグロス・ソトは2度このチャレンジに成功したが、3度目は縄を外すことができなかったという。
なぜ彼女がこのような危険な行為に及んだのかは不明だが、おばは学校での「イジメ」が原因ではないかと明かす。
おばのローラ・ルーケは、ミラグロスがこのチャレンジへのリンクが記されたメッセージを受け取っていたとし、「誰かが彼女をけしかけたんだと思います」と主張。「彼女はイジメで苦しんでいました」と付け加えた。
そのうえでローラは、「彼女に起こったすべてのことに対して、多くの疑念を抱いています」と述べている。
現在、警察当局がミラグロスの死に関して真相究明を行なっているところだ。
「失神チャレンジ」により死者が出る事故は世界各地で発生しており、そのたびにTikTok運営側の管理責任が問われている。