米カリフォルニア州の旧正月(Lunar New Year)の祝賀行事で大量射殺事件が発生し、11人が死亡した。Insiderなどが報じている。
現地時間1月21日土曜日、カリフォルニア州モントレーパークで行われた旧正月のお祝い中に、事件が発生した。モントレーパークはアジア系住民が多く、65.6%がアジア系と認定されている。警察が現場で到着したとき、「人々は叫びながらその場所から流れるように出ていった」と記者会見で警部が述べている。また、地元企業のオーナーは、LA Timesに対し、彼のレストランに避難した3人が、「半自動小銃を発射する人を見た」と語っている。
ロサンゼルス郡保安官事務所のアンドリュー・マイヤー警部は日曜日の記者会見で、「少なくとも10人がこの攻撃で負傷している」と述べた。日曜日の夜の時点で7人が入院したままであることを当局が確認。ロサンゼルス郡保健サービス局は、LAC+USC医療センターで負傷した患者が重傷で亡くなったため、襲撃事件の死者数は1月23日月曜日に10人から11人に増加したと述べた。
AP通信によると、今回の銃撃は、1月の米国における5件目の”大量殺人”となる。
モンテレーパーク市長のヘンリー・ロー氏は、日曜日に発表された声明の中で、「想像を絶する出来事が昨夜私たちのコミュニティーで起こり、市議会はコミュニティーと共に、この恐ろしい悲劇に関するショックと悲しみを感じています」と述べた。「私たちは、この困難な時期に、すべての犠牲者とその家族や友人と一緒に追悼し、一緒に団結しています」と続けている。
警察は当初、日曜日の早朝に、犯人は現場から逃走しており、まだ逃走中であると発表。ロサンゼルス郡保安官ロバート・ルナはその後、日曜日の別の記者会見で、容疑者は成人のアジア人男性であり、「白い貨物バン」を目撃した人がいることを明らかにした。警察は、容疑者の写真を公表している。
日曜日の午後、ジョー・バイデン大統領は声明を発表し、地域社会に対する「無分別な攻撃」に哀悼の意を表明した。