マイケル・J・フォックスが、あの共演俳優との友情について語っている。
俳優マイケル・J・フォックスといえば、1985年に公開されたSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、俳優のクリストファー・ロイドと共演。マイケルが主人公の高校生マーティを、クリストファー・ロイドが友人の科学者ドクを演じた。
その後製作された続編の2作にも名コンビとして出演した2人は、以降長年にわたり、プライベートでも友人として強い絆で結ばれている。
そんなマイケルがこのたび、「サンダンス国際映画祭(2023 Sundance Film Festival)」に登場。クリストファーへの思いを語った。
雑誌「Variety」の取材に対し、クリストファーについて「クリスはすばらしい男だよ。とてもナゾめいた男でもある」と切り出したマイケルは、「彼のことを知るには、1作共演しただけでは足りなかった。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)ではじめて、前2作では得られなかった特別なつながりができたんだ。彼の演技に対する愛情をようやく知ることができた。それまではわかっていなかったんだ」と続けた。
【動画】クリストファーとの友情を語るマイケル
さらにマイケルは、「ヒザを突き合わせて演技について話していて、シェイクスピアやリア王に話が及ぶと、クリスはリア王を演じることができるんだよ!彼にそんなことができるなんて、だれも思わないだろ?彼はおどろきに満ちているんだ」とクリスを称賛した。
そして「彼は映画1本分のストーリーを2秒で伝えることができる」と語ったマイケルは、「見た人はそれで内容を理解できるんだ。ぼくたち普通の俳優って、情報を引き出すために何時間も何時間もかけなければならない。でも、クリスはこの作業が得意なんだよ。映画を愛していて、俳優であることを愛している。彼はただのクレイジーなヤツじゃない。彼こそがアーティストなんだ」と付け加えている。