チャールズ国王が、息子のヘンリー王子に自身の戴冠式(たいかんしき)に出席するよう要請していると報道された。
以前より王室との確執がウワサされているヘンリー王子。彼は昨年末にネットフリックスのドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」を配信したり、今年1月10日には自伝本「スペア(Spare)」を出版し、ロイヤルファミリーに関する衝撃的な発言を惜しみなくしている。そのため、今年5月6日に開催されるチャールズ国王の王位即位の儀式である戴冠式にはヘンリー王子が招待されるのか注目が集まっている。
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今回ロイヤルファミリーの関係者がMail on Sudnay誌に語ったところによると、チャールズ国王は「ヘンリー王子と妻のメーガン妃にも戴冠式に出席してほしいと希望しており、そのような取り決めをするように求めた」という。
理由として、ヘンリー王子とメーガン妃がもし戴冠式に出席をしなかった場合、出席した場合よりも注目度が高くなってしまうからだとチャールズ国王が考えているからだそう。
しかしこの要請に対し、ヘンリー王子の兄であるウィリアム皇太子は「抵抗した」と関係者は語る。「ウィリアム皇太子は、弟のヘンリー王子が出席するとしたら何かしらの“演出”をすることにより、戴冠式自体の存在感を薄くしてしまうことを心配している」という。
さらに関係者は「問題は、ヘンリー王子たちが戴冠式に出席するとしたらどのような条件で出席するかということです。ロイヤルファミリーは今バラバラな状態にある。ヘンリー王子は現在、“何にも同意せず、ぎりぎりまでひっぱれ”とアドバイスされていると聞いていますが、それが彼との交渉をかなり難しくしている」と明かした。
また同人物は「ヘンリー王子側は、戴冠式に出席し“お行儀よく”していれば、その後王子の肩書をはく奪されることはあり得ないと考えている」ことも語った。
現在発売中のヘンリー王子の自伝本「スペア(Spare)」の中では、兄ウィリアムとの「身体的なケンカ」があったことを告白。また自身は兄の“スペア的存在”であり、常に兄に何かがあったときの予備であったと書いている。現在は「修復不可能」とまで言われているウィリアム皇太子とヘンリー王子の関係だが、戴冠式はいったいどうなるのだろうか。