60年代にヒットした『アダムスのお化け一家(原題:The Addams Family )』に出演した元子役リサ・ローリングが、脳卒中で倒れた数日後に亡くなった。64歳だった。
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— valerie perrine (@TheValPerrine) January 30, 2023
The Hollywood Reporterによると、ローリングの娘のヴァネッサ・ファンバーグは、彼女の死を認め、「彼女は娘二人に手を引かれて安らかに旅立ちました」と語っている。
ローリングは1964年、わずか6歳のときにウェンズデー・アダムス役をゲットした。ホーマーという名のクロゴケグモやルシファーという名のトカゲの世話をし、マリー・アントワネットの首なし人形と遊ぶ、かわいらしくも奇妙なキャラクターであった。また、アダムス・ファミリーの執事ラーチにダンスを教える有名なシーンで、60年代のダンスブームの火付け役となった(この動きは「ラーチ」として知られるようになった)。
元々は、1937年から雑誌『ザ・ニューヨーカー』に掲載されていた無題の一コマ漫画だった「アダムス・ファミリー」。オリジナル版は1966年に2シーズンだけ放映されたが、キャラクターはポップカルチャーの中で長年愛されている。特にウェンズデー・アダムスは、ジェナ・オルテガ主演のネットフリックスシリーズ「ウェンズデー」があり、最近再び盛り上がりを見せている。
ローリングはシリーズ終了後、フィリス・ディラーのシットコム『The Pruitts of Southampton(原題)』に短期間出演したが、その後約10年間、女優業から遠ざかっていた。70年代が終わると、ローリングはスクリーンに戻り、アダムス・ファミリーのテレビ映画で再びウェンズデーを演じる一方、「ファンタジー・アイランド」や「名探偵ジョーンズ」といったテレビ番組にも出演するようになった。
80年代前半には、ドラマ「As The World Turns (ATWT)」にレギュラー出演を果たした。その後、『美女のしたたり/ 猟奇と虐待の殺人マニア』、『コング/ 怒りの処刑』、『ウィンター・スクール/ 新・金曜日の訪問者』という3本のスラッシャー映画に出演。また、ローリングは数年間、依存症と闘い、断酒するものの、再び女優業から遠ざることに。しかし、2010年代半ばには、B級ホラー映画に出演していた。