DCスタジオの共同CEOで映画監督のジェームズ・ガンが、ヘンリー・カヴィルのスーパーマン役から解雇されたという件に反論している。
昨年は、DCにとって物議をかもした年だった。HBOMaxの映画『バットガール』が、撮影を終えたにもかかわらずキャンセルされたことは、ハリウッドを騒然とさせた。そして、スーパーマン役のヘンリー・カヴィルが『ブラック・アダム』にカメオ出演で復帰し、ファンにはうれしいサプライズもあった。しかし、DCスタジオが正式に始動すると、ヘンリーのスーパーマンとしての復帰は撤回に。さらにガンは、ヘンリーが主演ではない新しいスーパーマン映画に取り組んでいることを明らかにした。
このニュースはネット上で様々な反応を見せており、ガンはそれ以来、ヘンリーのスーパーマン降板の影響に対処している。多くの人は、ヘンリーがガンに解雇されたと確信し、ネット上でガンを批判する声をあげているが、それは事実ではないようだ。
Screen Rantの報道によると、DCスタジオの特別イベントで、ガンが今後のDCUの作品のいくつかを明らかにしたという。その中で話題になったのが、ヘンリーの件に言及したことだ。ガンは、ヘンリーも、かつてバットマンを演じたベン・アフレックも新しいDCUの一部ではないことを強調した。ヘンリーの場合、解雇されたわけではないが、ガンの映画でスーパーマンを演じるために雇われたわけでもないという。
「今言えるのは、ヘンリーとベンはこの世界の一部ではないということだけです。また、ヘンリー・カヴィルは解雇されたのではないということも重要です。ヘンリーはスーパーマン映画のスーパーマンとして採用されなかっただけです。そこには別の映画の契約はなかったのです」とガンはコメントしたという。
この報道により、ヘンリーのファンのほか、ベン・アフレックのバットマンのファンからも困惑のコメントがネットに上がっている。
また同イベントで、新しいスーパーマンのリブートをDCU内で立ち上げることも発表された。タイトルは『Superman: Legacy(原題)』で、DCUの作品は2025年7月11日に米公開されることが正式に決定。ガン監督は現在も脚本を執筆中だという。今、多くのウワサが飛び交っているが、主役にキャスティングされた人物はまだいないため、今後もDCの発表に注目が集まる。