「ガンを患っている」とウソをつき、寄付金数万ドルを集めた19歳のTikTokerが逮捕された。
米TMZによると、アイオワ州のエルドリッジ警察署は1月23日、第一級窃盗容疑でマディソン・ルッソという名の女を逮捕。3月2日に法廷に立つ予定だという。
警察によると、マディソンは少なくとも1年間、白血病や膵臓(すいぞう)がん、さらに「サッカーボールほどの大きさの腫瘍」を患っていると診断されたとウソをついていたという。
病気だとウソをついたマディソンは2022年にTikTokでバズり、ニセの闘病の様子を公開していた。当局によるとこれは完全なるでっちあげであったにもかかわらず、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」にて彼女が立ち上げたページには、439人の寄付者から3万7000ドル(約470万円)が集まった。
マディソンのTikTokアカウントでは、点滴や医療用ガーゼをつけ、チューブを鼻に通すなど、いかにも病院で治療を受けているかのような写真が頻繁(ひんぱん)にあがっていた。しかし警察によるとこれらもすべて演技であり、ニセモノだったそうだ。
法廷記録には、警察がマディソンのアパートで上記の医療用品のほか、カツラや親族名義の吐き気止め薬などが発見されたという。彼女の投稿に違和感を覚えたユーザーがコメントに書き込みをし、それを見た警察が調査をし今回の逮捕にいたったという。
現在マディソンのTikTokアカウントは削除され、見られないようになっている。
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