世界最高齢犬のギネス記録が、わずか2週間でぬりかえられた。
先日、「存命する最高齢の犬」としてギネス記録に認定されたオハイオ州のチワワのスパイク。ところが、認定からわずか2週間にして、さらなる高齢犬がポルトガルで発見された。
あらたな世界最高齢犬となったのは、2023年2月1日現在で30歳と266日という記録を持つ1992年5月11日生まれのボビだ。
New record: Oldest dog EVER – Bobi at 30 years and 266 days 🐶
The secrets to a long life, according to human Leonel Costa, is free roaming, human food and socialising with other animals 🥰️ pic.twitter.com/Ur5c2Gh8yb
— Guinness World Records (@GWR) February 2, 2023
ボビの飼い主であるレオネル・コスタさんは、自分の犬が史上最高齢の犬どころか、生存する世界最高齢の犬になるとは思ってもみなかったという。
「ありがたいことに、私たちが飼うペットはみんな長生きしてくれるので、記録を打ち立てるためにボビを登録しようと思ったことはありません」と語ったレオネル・コスタさんは、「私たちとしては、この状況も彼らの生き方からすると当たり前のように思えますが、それでも、ボビは特別なところがあると考えています」と続けた。
ボビは「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種で、農家の番犬として優れた能力を持つ。平均寿命は12〜14歳だとされている。
コスタさんは、もしボビが話せるのなら、「長生きのヒケツを聞いてみたい」としつつ、長寿の要因について「都会から離れたおだやかな環境にいること」ではないかと推測する。
ボビは長い間、くさりにつながれたりリードをつけられたりすることなく、コスタさんの家の森や農地を自由に歩き回っていたのだ。
そんなボビも年齢が上がるにつれ、少しずつ自由な散策を控えるようになっていったという。
いまは歩くのもむずかしいため、コスタさん宅の裏庭で仲のいいネコたちとのんびり過ごしていることが多く、暖炉のそばで寝そべっていることもあるようだ。
それでも、ボビは定期的に受ける獣医師による診察で現在でもつねに良い結果を出している。