ギネス記録に認定された「世界一長い舌を持つ男性」が話題となっている。
アメリカ・カリフォルニア州に住むアーティスト、ニック・ストーベールは「世界一長い舌を持つ男」として、2012年以降ギネス世界記録を保持し続けている。
ニック・ストーベールの舌の長さは、くちびるから舌の先までで3.97インチ(約10.1cm)。なお個人差はあるものの、平均値は7cm前後とされている。
長すぎる舌は不便かと思いきや、顔についた食べ物を拭くのにナプキンを使わなくてよかったり、口の周りを汚さずにアイスクリームを食べられたり、カップの底のプリンも残さず食べられたりと、生活の中で役立つシーンはたくさんあるそうだ。
昨年11月、ギネスのインタビューにこたえたニックは、ナプキンを使わない生活が「環境にやさしい」と語っている。
そんなニックは現在、自慢の舌をつかって才能を開花させている。
「ぼくはいま、自分の舌を使って創作活動をしているんだ。アートっていうのかな」と現在の活動を語ったニックは、「舌にラップをまいて、アクリル絵の具をつけてキャンバスに絵を描いているんだ」と続けた。
なお、ギネス認定されて以降、一躍有名人となったニックは、ファッションブランド「ディーゼル」のキャンペーンに出演したり、イタリアのテレビ番組「La Notte Dei Record」に出演したり、多方面で活躍している。しかし残念ながら、アメリカの人気番組「America’s Got Talent」のオーディションには落選してしまったそうだ。
もちろんいいことばかりではない。寝ている間に長すぎる舌がノドにつまり、窒息してしまう危険性がつねにあることから、ゆっくり眠ることができないという。
なおニックには、彼には及ばないものの、同じく長い舌を持つ弟がいる。おたがい大人になった現在も、たまに2人で舌を突き出してふざけあっているという。
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