ドナルド・トランプ元米大統領が、スーパーボウルでのリアーナのハーフタイムショーをバッシングしている。
日本時間2月13日(月)、全米でもっとも盛り上がるスポーツイベント、アメリカンフットボールの優勝決定戦「第57回スーパーボウル」が、アリゾナ州グレンデールにあるステートファーム・スタジアムで開催された。
試合の合間に行われるハーフタイムショーでは、歌手のリアーナがパフォーマンスを披露。「We Found Love」、「Umbrella」、「Diamonds」といったヒット曲を惜しみなく披露し、観客と視聴者を大いに盛り上げた。また、ステージで第二子を妊娠していることをアピールし、そちらも大きな話題となった。
誰もが絶賛したリアーナのステージだが、ドナルド・トランプ元米大統領はとにかく気に食わなかったようだ。
ハーフタイムショーの後、トランプは自身の「トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ」によって設立されたSNS「Truth Social」を使って文章を投稿。
その中でトランプは、「大失敗だったな。リアーナは、スーパーボウルの歴史の中で、まちがいなく、最悪のハーフタイムショーを行った。彼女の汚い、侮辱的な言葉で、すでに深刻な衰退にある我々の国家の半分よりもはるかに多くを侮辱した。それに彼女のスタイリストはなんだったんだろうな」と、痛烈にバッシングした。
またトランプはこれだけでなく、ハーフタイムショーの2日前にも「リアーナはスタイリストなしでは何もできない。何もかもがダメで才能もない!」と罵っていた。
Donald Trump attacks Rihanna, calls her halftime show the “worst” in Super Bowl history. pic.twitter.com/p0bXy1ua9P
— Pop Crave (@PopCrave) February 13, 2023
なぜトランプはここまでリアーナのことがキライなのだろうか。それは2020年のあるできごとが関係しているようだ。
2020年、リアーナは車に「ファック、トランプ」と、スプレーペイントしたことがあり、それを恨んでいるようだ。
また、2019年8月にトランプが、米テキサス州エルパソでの銃乱射事件についてツイートした際、リアーナは「ドナルド、テロリズムのスペルがまちがってる。あなたの国では、2つのテロが数時間おきに連続して発生し、30人近くの罪のない人々が亡くなった。カリフォルニアでのテロ攻撃の数日後、テロリストはラスベガスで合法的にアサルトライフル(AK-47)を購入し、数時間かけてカリフォルニアのフードフェスティバルに向かい、さらに6人が死亡した。AK-47を手に入れるのがVISAより簡単な世界を想像してみて。テロリストをアメリカに閉じ込めるために壁を作る世界を想像してみろ!!」とトランプ政権を痛烈に批判していた。
pic.twitter.com/IzjXncVbmhhttps://twitter.com/realdonaldtrump/status/1157868518823596032— Rihanna (@rihanna) August 4, 2019
トランプは、自分に対し批判的な人々は、徹底的に攻撃する姿勢のようだ。