リアーナが、ハーフタイムショーにかける思いや、ママとしての生活について語っている。
歌手で実業家のリアーナがこのたび、ファッション雑誌「Vogue」イギリス版のインタビューに登場。パートナーで人気ラッパーのエイサップ・ロッキーと、昨年誕生した息子とともに、同誌の表紙を飾った。
A new era begins – and for @Rihanna nothing will ever be the same. Fresh from the Super Bowl and that very special announcement, Rihanna is British Vogue’s phenomenal March 2023 cover star – but this is no ordinary cover. This is a family portrait: https://t.co/dYosr4a6Ah pic.twitter.com/xx4h7LisKU
— British Vogue (@BritishVogue) February 15, 2023
そしてつい先日、英Vogue誌のインタビューが公開された。なお、このインタビューは、第2子妊娠がサプライズ発表されたハーフタイムショーより以前に行われたものだ。
昨年5月に出産しママとなったリアーナは、その瞬間について、「信じられないわ。1人の人間が、2人になるの。病院に入ったときはカップルだったのに、3人家族になって病院を出る。本当に信じられない」と赤裸々に告白。さらに「最初の数日間は本当に大変だった。眠れないのよ。まったく。眠りたくても眠れないの。家にいるのは、親である私たちとこの子だけ。まるでゾンビみたいな生活だった」と、育児の過酷さを語った。
そんな大変な生活をともに乗り越えているパートナーのエイサップ・ロッキーについて、「親友」だと表現したリアーナ。2人の関係について彼女は、「赤ちゃんができて生活は一変したけど、より親密になった」と語り、仲の良さをアピールしている。またこの「Vogue」の撮影時、リアーナはすでに第二子を妊娠していたが、まだ気づいていなかったという。
Before becoming a mother, @Rihanna made no secret of the fact that childbirth was her greatest fear. So what was her experience like in reality? “It was beautiful,” she tells @GilesHattersley. https://t.co/JCKnGwPgaq pic.twitter.com/Si7X5xDOtT
— British Vogue (@BritishVogue) February 16, 2023
そんなリアーナは、米時間2月12日(日)に開催された、アメリカンフットボールの優勝決定戦「スーパーボウル」にて、世界中が注目するハーフタイムショーに出演した。
じつはリアーナはこの10年にわたり毎年、ハーフタイムショーに出演しないかとオファーの声をかけられてきたという。
そんなリアーナは、2018年にNFLからハーフタイムショー出演をオファーされたが正式に断った。これは2016年、NFLの元スター選手のコリン・キャパニックが、警察の残虐(ざんぎゃく)行為や人種的不公平への関心を集めるため国歌演奏中に起立することを拒否し、片ひざをついたことでNFLから事実上追放されたことに納得がいかなかったからである。2019年にリアーナは、アメリカ版「Vogue」のインタビューで、オファーを断った理由について「あの組織の中には、私がまったく同意できないことがあり、私は彼らのために行って、何らかの形で奉仕するつもりはなかったの」と、明かしていた。
そんなリアーナが今回オファーを引き受けたことについて「私からしたら、(組織は)まだ修復すべきことがたくさんあると思う。でもその扉を破って、高いレベルで、一貫した表現ができるようになったことは、とても力強いこと」と明かした。
また、今回の出演を決めたのには第一子である息子の誕生も関係していたようだ。「黒人の子供を育てることは、人生の中でもっとも恐ろしい責任のひとつです」と明かし、このことが、彼女にすべてを見直させたという。「子供たちに何を残せばいいんだろう?この地球で生きていくんだ。そういうことが、すべて違って見えてくるの」と、母としての想いを明かした。
そして、今回のハーフタイムショー出演が出産後となったことについて、「どんなにクレイジーなことでも、できるような気がするの」と語ると、「『産後間もない時期にスーパーボウルに出るなんて、私ったら何を考えているんだろう』って思わないこともない。でも、自分の体が乗り越えてきたことを知っているからこそ、『不可能なことなんてない』って思えるの」と続けた。