「サウスパーク」を楽しんだのは、アメリカ国民だけではないのかもしれない。
先日、ブラックジョークや風刺を効かせた内容で人気を集める、アメリカの人気アニメ「サウスパーク」があるエピソードを公開した。
「ワールド・プライバシー・ツアー」と題されたこのエピソードに登場するのは、プライバシーを求めながらも注目を集めようとするカナダの王子とその妻。この2人が、イギリス王室のヘンリー王子とメーガン妃そのものだと話題になっている。
【動画】Respect Our Privacy! – SOUTH PARK
夫妻は「プライバシーがほしい」と書かれた看板を掲げながらトーク番組に出演したり、「普通の人になりたい」と主張しながら、自宅前で花火を打ち上げたりするなどして注目されたがる。
さらには、ヘンリー王子が先月発売した回顧録「スペア」を思わせる「Waaagh」というタイトルの本も登場する。
あくまでもフィクションだとされているものの、そのルックスがヘンリー王子とメーガン妃にソックリであることから、「サウスパーク」が夫妻を笑いのネタにしたことは明らかだ。
アメリカ国内では「まちがいなくあの夫婦のことだ」「これ考えた人天才」と盛り上がりを見せているこのエピソードだが、イギリス王室、特に兄であるウィリアム皇太子はどのように受け止めているのだろうか。
あるイギリス王室関係者は2月17日(金)、「グッド・モーニング・ブリテン」の取材に応じ、「確実に言えることは、ウィリアム皇太子は『サウスパーク』を見ていないということです」と述べたうえで、「しかし、彼の友人の1人がSNSを通じてエピソードを見て、ウィリアム皇太子に知らせた可能性はあります」と続けた。
そしてこの関係者は、「おそらく彼はそれを目にして、苦笑いを浮かべずにいられなかったのではないでしょうか」とウィリアム皇太子の反応を推測している。
回顧録「スペア」の発売以降、イギリス国内での好感度がガタ落ちしているヘンリー王子とメーガン妃。2人はこのエピソードに何を思うのだろうか。