今年5月6日、イギリスのチャールズ国王が正式に国王として即位する。王室ファンらの最大の関心事は、アメリカに住むヘンリー王子とメーガン妃が出席するのかどうか、という点だろう。
ヘンリー王子とメーガン妃は、昨年12月にネットフリックスにて2人の軌跡をたどったドキュメンタリー「ハリー&メーガン」を公開。さらに、ヘンリー王子は今年1月に回顧録「スペア」を発売し、その両方で王室、そして父チャールズ国王と兄ウィリアム皇太子を批判していた。
それでもチャールズ国王は、「わだかまりを残したくない」という意向からヘンリー王子を戴冠式に招待する予定だと報じられている。
一方、ヘンリー王子夫妻は出席するかどうかを決めかねているという。
ある情報筋はこのたび、英ミラー紙の取材に対し、「ヘンリー王子はとてもはっきりしていて、その立場はゆらいでいない。もしエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーや葬儀のときのような、ものものしい雰囲気になると感じたら、来ることはしないだろう」と述べた。
昨年6月に開催された、エリザベス女王の戴冠70周年を記念した式典「プラチナ・ジュビリー」。この式典には家族で招待されたヘンリー王子だったが、礼拝で他の王族とは離れた席に配置されるなどの「冷遇」を受けた。
ヘンリー王子としては、当時のことが気にくわなかったようだ。
さらにこの情報筋は、「ヘンリー王子は家族と和解したいと言っているようだし、それは家族間で交わされるべき話だが、現時点で何かしら変わったことはない」と断言。そのうえで、「戴冠式に出席するとなれば、家族で参列することになるだろう」と語った情報筋は、ヘンリー王子が1人で参加する可能性は低いとし、メーガン妃と2人の子どもたちも同席するとした。
なお、現時点でチャールズ国王やウィリアム皇太子が、ヘンリー王子と直接話をした様子はないとされている。