『アイアンマン』シリーズにロバート・ダウニー・Jr.が、カムバックする可能性はあるのだろうか。
このたび、マーベル社の重役ステファン・ブルサードが、「io9」のインタビューに応じ、MCU作品の今後について語るとともに、ロバート・ダウニー・Jr.のカムバックについて言及した。
ステファン・ブルサードは「マーベル・スタジオ議会」と呼ばれる、同社社長ケヴィン・ファイギ直属のプロデューサー陣の1人で、MCU作品のスムーズな展開に努めるとともに、全作品の相談にのったり、個別の作品で監督を担ったりする。
そんなブルサードは、2021年からスタートしたMCUフェーズ4から、今後展開していくフェーズ5にどのようにつながっていくのかを語る中で、フェーズ4は新しいキャラクターを紹介することが目的だったとし、「たとえば(『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の)キャシー・ラングがスーツを手に入れたり、『ホークアイ』でケイト・ビショップが登場したり、『ウェアウルフ・バイ・ナイト』でジャックのような新しいキャラクターが誕生した」と続けた。
[PR]そのうえで、これまで『アイアンマン』を長きにわたってつとめてきたロバート・ダウニー・Jr.について、「ロバート・ダウニー・Jr.は、この10年間にわたるマーベルでの活躍のあと、そのテーブルから降りることになった。つまり、新しい世代が最前線に立つということだ。これは、コミックの世界ではつねに起こっていることだからね」と、カムバックの可能性が極めて低いことを示唆した。
こうして世代交代を強調したブルサードは「こうした新しいキャラクターたちが、巨大な悪カーンに立ち向かうことになる。『彼らをどうするつもりなんだ?』『あの力をどう使うつもりなんだ?』と思われるかもしれない。でも皆さんは聞いたことがあるだろう。『大いなる力には、大いなる責任がともなう』と」と、『スパイダーマン』の名ゼリフとともにしめくくった。